優太、飲んべえは嫌い。クラ与太 ヤナーチェク「草陰の小径にて」
もう2月になった言うのに、
ジージは土曜日新年会。
バーバは日曜月曜新年会。
ジージはバーバが居ないと
夜は宴会モード。
優太に酔っぱらった勢いで、
あれこれ無茶振りする。
酔っぱらい相手出来るほど
優太は大人じゃないです!
早く眠るがかちでしゅね。
頼んでも眠らせてくれないので
自分でゲージに入りました。
ゲージに入ったら
ベッドを入れてくれました。
後は「おやすみなさい」
今日のクラ与太は「おやすみ」
という曲が入っている曲集。
レオシュ・ヤナーチェク「草陰の小径にて」
村上春樹の「1Q84」で「シンフォニエッタ」で話題となった、チェコのモラヴィア地方出身の作曲家ヤナーチェクが1908年に作曲・出版された10曲からなるピアノ小曲集。その後10曲に選ばれなかった2曲と1911年に作曲された未発表3曲を含めて死後の1942年には第2集も出版されている。1882年に師エミリアン・シュルツの娘ズデンカ・シュルゾヴァーと結婚して、翌年に生まれたのが、娘のオルガ。しかし彼女は病弱で夫婦仲も嫁姑問題やヤナーチェクの浮気などもあり夫婦関係も不安定であった。1890年には息子にも恵まれたが1歳半の時猩紅熱で死去した。そのような事情もありヤナーチェクはオルガを溺愛した。オルガも父を家庭人では失格者であったが作曲家としては尊敬していた。当時作曲中であったオペラ「イェヌーファ」の全曲演奏を聴きたいというのがオルガの願いであった。その願いが叶った1904年1月に、オルガは死去した。夭折したオルガへ悼む気持ちから作曲されたのがこの「草陰の小径にて」である。曲は第1曲「我らの夕べ」、第2曲「散りゆく木の葉」、第3曲「一緒において」、第4曲「フリーデクの聖母」、第5曲「彼女らはツバメのようにお喋りした」、第6曲「言葉もなく」、第7曲「おやすみ」、第8曲「こんなに酷く怯えて」、第9曲「涙ながらに」、第10曲「梟は飛び去らなかった」梟はモラヴィア地方では死の象徴となっている。第2集は標題は付けられていない。ヤナーチェクの音楽は晩年になるほどに難渋となる。この作品は、民謡の旋律をベースにしていて解りやすく、短いながらも情感に満ちあふれて透明感のある美しい作品となっている。
今回お勧めはイギリスのピアニストで、現代音楽にも造詣が深い、ポール・クロスリーの録音。澄み切ったタッチがこの曲には非常に相応しい。