マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太はワイルドだぜぇ~!クラ与太 ドップラー ハンガリー田園幻想曲

優太お散歩から帰っても

遊び足りないモード一杯です。

 

ソファーの上のおもちゃを

見つけてさっそくがぶり

 

抱えたままで

ソファーから飛び降りました。

完全に捕獲したようです。

 

今度は

背後から押さえ込みました。

優太の1本勝ち!

 

優太の牙は見事に

成長したようです。

ワイルド優太!

今日のクラ与太は、

フランツ・ドップラー ハンガリー田園幻想曲 作品26


1821年、現在はウクライナ領、当時はオーストリア領であったガリツィア・ルヴフに生まれ、1883年にウィーンで亡くなった、フルート奏者で作曲も行ったフランツ・ドップラーのフルートのための作品。早熟で18歳の時にはブダペスト歌劇場の首席フルート奏者となり、その後、ウィーンの宮廷歌劇場の首席フルート奏者、首席指揮者やウィーン音楽院のフルート科教授と幅広く活躍をした。歌劇なども多くの作品を残しているようで「カムチャッカの同胞」「イルカどフサール募兵」「フサールの二人」などが知られている。しかしやはりヴィルトーゾフルーティストとしての人気が抜群で、弟とのフルートデュオとしてヨーロッパ中を席巻した。その為のフルート二重奏曲やフルート二重協奏曲。またフランツ・リストのハンガリア狂詩曲の14番、12番、6番、5番、9番そして最も有名な2番も作曲家リストともにオーケストラ用に編曲もしている。(※ただし現在演奏されている管弦楽版はミューラー=ベルクハウスによるものが主流である。)

現在日本ではドップラーの代名詞的このハンガリー田園幻想曲もこのリストと編曲をした同じ時期の作品とだと思われており、ハンガリア狂詩曲なとと同様ハンガリー民族の音楽作品でなくはハンガリーを中心にヨーロッパ中に移住居住しているロマ族(ジプシー)の舞曲・民謡を参照して作曲されています。SP時代にマルセル・モイーズの録音により日本にも知られるようになりました。ロマの民謡が日本音階のファとシのないヨナ抜き音階と共通するために親しまれるようになった思われる。特に冒頭の旋律は時代劇で若侍が吹く怪しげで哀愁ある横笛。そのために来日するフルーティストの演目加えるようななり、来日用にこの曲を別テイク録音することもありました。曲はチャルダッシュ舞曲形式に則っていて、ラッサンと言われる緩やかな部分で始まりフリスカでスピーディなリズミカルに盛り上がり締めくくられる。フリスカの部分はフルーティストにとって腕の見せ所となっています。本来は管弦楽伴奏が基本ですが、ピアノ伴奏版でも広く演奏されています。お奨めは1976年エラート録音のランパル盤・現在でも80代半ばで現役ピアノニスト井上双葉の伴奏です。競演することも多かったようで阿吽の呼吸の演奏が楽しめます。

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