優太の3.11 クラ与太 ジョン・ラッター 「永遠の花」
震災5年目が経過しました。
原発から60km離れている優太地方。
震災前の状態に少しは戻ったのでしょうか。
震災の翌日3月12日の午後3時、
電気などインフラが遮断された中、
ワンセグで空前オンタイムで見た
福島中央テレビ、富岡カメラが捉えた
第1原発か1号機からあがった白煙。
あの映像は今でも鮮明な記憶です。
銀行やスーパーがある優太地方の中心児童館前のモニタリングポストです。
子供たちが頻繁に利用しています。
0.147μSV/h
除線目標、年間被爆量1mmSVより若干高い値です。
もっとも行政は1日24時間でなく計算せず、
屋外にいる時間を基準に計算しますから、
充分安全な値だ公表しています。
「だて復興・再生NEWS」によると
市長が次のようなコメントを載せています。
「当市に関しては、安心して大丈夫という空間線量なのですが、安全イコール安心となっていないこともまた事実です。中略 一日も早く安心して元の生活に戻れるように取り組んで行きたいと思います。」
今朝も優太は散歩に出かけました。
草むらの中でクンクンするのが、
大好きな優太です。
口元に何か付いているようです。
すぐとってやって
ウマウマをあげました。
ウマウマもらえれば
ご機嫌な優太です。
特別な日ですが、
いつもと同じ日常でもあります。
ジージはお出かけします。
優太も一日番犬仕事です。
3.11。この日に一緒に是非聴いて欲しい曲を紹介します。
ジョン・ラッター 「A flower remembdred(永遠の花)」
現代英国の作曲家ジョン・ラッターはケンブリッジ・シンガーを設立して合唱活動が主で、作品もフォーレの「レクイエム」のオリジナル・バージョン「ラッター版」の校訂とか宗教作品が多く、静謐で美しい旋律に溢れているます。その為言外音楽を愛好するクラオタからは軽く見られがちで、熱心な合唱ファンにのみ知れているのが現状かも知れません。ラッターが2012年の3月京都で開催されている合唱祭「Harmony for Japan」からの依頼で、大震災の被災者の為に作曲、演奏された曲です。歌詞も「俳句」に興味をもっていた作曲者自身によるものです。曲も詩もシンプルそのものです。震災直後に作られた被災者応援ソングが作者の思いが強すぎて気持ちが鼓舞されても、心の奥底までは届かない曲が多かったのですが、この曲は心の襞の隅々まで潤し、癒されます。今でも私はこの曲を耳する度に必ず目頭が熱くなります。
私のチョイスは昨年発売された、ジョン・ラッター指揮ケンブリッジ・シンガー、伴奏ロイヤル・フィルハーモニー 2015年7月録音 Collegium Record盤。
「幾千の輝き忘れないで、永遠に側にいて、その胸にいつまでもいつまでも…」
詩 ジョン・ラッター 訳 ヘルビック・貴子