マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太の朝は忙しい?クラ与太 ヴォルフ=ファラーリ 「マドンナの宝石」間奏曲 

週末、

ジージもバーバも忙しい。

優太も早く起こされた

 

優太も目覚めが良さそうです。

可愛い顔したので、

取りあえずスマホでパチリ。

笑顔で今日も元気いっぱい。

伸び伸びして気持ちも良さそう。

 

ソファーに載って

大人しく待っています。

 

家族揃って食事タイム

遊んでポーズで待ってますが、

ジージもバーバも

お出かけタイム

犬ビスをあげて

ミラーレス1眼でワンショット

やっぱり

雰囲気良く可愛く撮れますね。

優太のためにも

今日もがんばんぞぉ~

 

今日のクラ与太は、
エルマン・ヴォルフ=フェラーリ

 歌劇「マドンナの宝石」より間奏曲
ヴォルフ=ファラーリの歌劇「マドンナの宝石」はその1幕と2幕の間に演奏される間奏曲は単独で演奏されるなど、この曲だけが有名と言っても良いほどに知られています。セミ・クラシックなんで言うジャンル分けが昔のレコード店ではありましたが、その代表曲でクラシック畑の演奏者だけでなくポピュラー音楽畑の演奏者ではトランペットのニニ・ロッソやマランド楽団などレコードが結構売れていたようです。ラテン風のアレンジのものが特に評判が良かったようです。最近はこの分野の音楽が顧みられなくなったようで残念に思っています。ヴォルフ=ファラーリはドイツ人の父と、イタリア人の母の間に1876年ヴェネチアに生まれました。その後ドイツを中心に喜歌劇の作曲家として活躍していたようです。母国では必ずしも評価されなかったようです。そのため「マドンナの宝石」は1911年にベルリンで歌詞もドイツ語で初演されています。出版もドイツ語によるものです。スペイン統治下のナポリを舞台にした男と女の欲と愛憎のずぶずぶの悲劇です。第1幕 、盗賊の首領ラファエレに「お前のためなら、あの聖母の像に埋め込まれている宝石を盗んでやる」と彼にまんざらでもなかったマリエラに言い寄ります。彼女に想いを寄せていた義兄のジェンナはそれを聴いて、「あんな男とは付き合うな」と言って彼女を引き離します。第2幕、マリエラのために、ジェンナは聖母の像にはめ込まれている宝石を盗みだし彼女に渡す。その美しさに魅せられたマリエラはジェンナと結ばれます。第3幕、マリエラはジェンナを振って、ラファエレに言い寄っていくが振られます。聖母の宝石を盗んだ事に罪悪に感じたジェンナは宝石を返しにいきます。その時、マリエッラは身投げして自死します。それを知ったジェンナロもナイフを胸に突き立てて自殺してしまいます。いまならワイドショーや女性週刊誌のトップネタですね。この間奏曲はもの悲しい旋律そのものにも魅力的ですが、ポリリズムという複数の異なる拍子を同時に用いる手法によってさらに魅力的ななっていますヴァイオリンの旋律は4分の2拍子なのですが、低弦のピチカートの伴奏は8分の6拍子です。メロディーと伴奏がつかず離れず揺れるように進行します。追えば逃げ逃げれば追われるそんな男と女の関係のようですね。短調の旋律と日差しが差し込んだような長調となります。短調と長調の繰り返しもまた揺れ動く心を顕しています。
今回私のチョイスはオペラ指揮者として表現の巧さがあり、NHK交響楽団にも度々客演しているネルロ・サンティ指揮パリ音楽院管弦楽団の演奏を選びます。語り口の巧さは格別です。色彩感のあるフランスのオーケストラらしい音もチャーミングで素敵です。1959年録音ですが充分な音質です。

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