マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太も好きなクラシック「ジャックリーヌの涙」

花曇りの優太地方

優太はご機嫌斜め

お散歩さきでも落ち付かず

帰っても変顔

うまうまあげると

ちょっとだけ笑顔になったけど

あっかんべぇ~

 

でもジージの大好きな曲

オッフェンバックの「ジャクリーヌの涙」の

美しいチェロの音色を

しおらしく聴き入った。

 

今日のクラ与太は、

優太も好きな曲です。

ジャック・オッフェンバック 「ジャクリーヌの涙」
オッフェンバック(1819年~1880年)と言うと反射的にフレンチカンカンで有名な「天国と地獄」を思い出す方が多いでしょう。他にも舟歌が知られている「ホフンマン物語」などオペレッタを思い浮かべる方が多いでしょう。しかしチェリストとしても相当な腕の持ち主で自作のチョロ協奏曲を残しています。チェロのための小品集「森の調べ」に含まれている1曲です。実際はそれ程取り上げられることが無かったようですが、名チェリスト、ジャックリーヌ・デュプレの若い死を悼んで、チェリスト、ウェルナー・トーマス=ミフネが演奏し編曲譜を出版するにあたりデュプレを偲んでと書き知れれるようになったようです。オルフェオレーベルで録音もされました。日本ではオペラ通で知られている音楽評論家黒田恭一氏がFM放送の番組で紹介、多くの問い合わせがあり、その後著書「クラシックのおすすめ」でも紹介、クラシック音楽としては記録的な大ヒットしました。短調の和音による序奏の導かれてチェロが低音でむせび泣く旋律を奏でます。やがて中音で慰めるような優しい旋律長調で唄われます。2つの旋律が交互に彩られていきます。特にハイポジションで長調の旋律唄われる部分は白眉。7分の時間があっという間に感じます。感動は長く心に続きます。
今回のチョイスはもちろん本家。チェロ、ウェルナー・トーマス=ミフネ ハンス・シュタットマイアー指揮ミュンヘン室内管弦楽団です。なお、Youtubeでデュプレの演奏とされるものを見つけて期待したのですが、どうもこの演奏のようです。それだけ見事な演奏という事でしょう。多少情熱的な弾きぶりはデュプレに似て無くもないです。録音は1986年

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