マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太は欲張り! クラ与太 ブラームス ハンガリー舞曲4番 

 

ボチボチ葉桜な優太地方

とは言っても

ちょっと標高が高い希望の森公園は

今日が満開見所かな

散歩も気持ちよく

ご機嫌で帰ってきた優太

でもイチバン嬉しいのは

なんと言っても

うまうまもらえること

 

犬ビス半分では

ちっとも満足しない

優太

まだまだ満足できない優太!

優太何事も三度までだよ

 

今日のクラ与太は

何事三度どころか次回作も

その姉妹曲も

ヒットした大ヒットシリーズの曲からのご紹介

 ブラームス ハンガリー舞曲第4番 ヘ短調


ブラームスの10代の頃ハンガリーから亡命してきたヴァイリニスト、エドゥアルト・レメーニと知り合い各地に、演奏旅行出かけ大評判を得ていた。その機会にレメーニが得意するハンガリー・ロマ風の音楽を音楽を教えられ演奏していて吸収していった。それらの作品を書き留め整理して、1852年~1869年わたって4手のピアノ(連弾)に演奏できるように編曲・監修していった。その楽譜を第1集と第2集のⅠ番から10番までの10曲を「ハンガリア舞曲」としてベルリンの出版社、ジムロックから出版した。大評判を取りヒット作となった。しかレメーニは自分の作品を勝手に出版されたとして裁判沙汰となった。それ程の売れたとも言える。しかしブラームスはこの曲集を自作ではなく編曲・監修としていること、しかも使われている旋律もレメーニではなく複数の作曲者があることもあったためレメーニは敗訴となった。ブラームスの立場を弁護したのはジムロックであったのだが、結局1番得をしたのも間違いなく出版社であった。そこで味をしめブラームスに依頼し11番~21番の11曲を1880年に出版これも大ヒットした。さらにドヴォルザークとは「スラブ舞曲」集を出版。柳の下に2匹目の泥鰌までもゲットさすが目利きのジムロックの面目躍如である。ピアノ連弾版だけでなく、ピアノ独奏版、管弦楽版、ヴァイオリン独奏版などなど様々版があるが他人による編曲が多く、その過程で移調されたものも多い。曲集の中では5番が特に親しまれているのですがが、最も規模が大きく(と言っても5分弱の演奏時間ですが、)ロマ音楽風の哀愁感が強く漂うのが4番のヘ短調です。曲はゆったりとした旋律A、情熱的な舞曲B、軽やかな舞曲CのA~B~A~C~A~B~Aとロンド風である。特にAは魅力的で耳に残ります。私は「ガロ」というグループの「君の誕生日」を思い出します。合点がいく方は間違いなく同世代ですね。曲名だけで甘酸っぱい想いでが蘇ってませんか?作曲者はちなみにあのすぎやまこういちさんでしたね。

今回私のチョイスは名盤としてロングセラーの1976年録音のコンタルスキー兄弟による連弾版です。この4番独奏や管弦楽版はブラームスの手に依らない事がまず重要。従って連弾によるメリット生かして哀愁溢れる旋律が最初に詠われる時に見事な高音域の帯旋律で彩っています。このへんの扱いがコンタルスキー兄弟は見事なバランスで生かしています。その点を除けばラベック姉妹盤も心地よく良い線なのですが、

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