マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太鼻高になる?! クラ与太 ケテルビー「心の奥深く」

月一の優太トリミングディ

11時に預けたのに

仕上がりの連絡が来たのは

16時過ぎ。

何事か在ったのかと心配したが

何事もなかったように

トリマーさんに抱っこされて来た。

 

さっそく

バーバに抱っこされて

帰宅。

お疲れ気味で

多少元気がないかな。

抱っこされたまま

30分のドライブ

部屋に戻ると

トイレシートへ一直線。

大量のオシッコを

どうやら我慢していたらしい

ご褒美にバーバは

チョコ味とバター味の

ロープのおもちゃをプレゼント

 

どうやらチョコ味が

お気に入りだったようで

ず~っと遊んでいたようだ。

今回のトリミング

マズルを出来るだけスッキリ

とオーダーしてみました。

そのぶんだけ鼻高にみえるでしょうか?

 

同じ旋律でも作曲者でこんなに違うんだと言う曲を

ご紹介します。

 

クラ与太
ケテルビー 「心の奥深く」


ブルッフの「コル・ニドライ」を取り上げましたが、同じ「コル・ニドライ」の旋律を使って親しみ易い曲としたケテルビーの作品です。原題は「Sanctuary of the Heart」「心の聖地」とでも直訳できるでしょうか?アルバート・ウィリアム・アシュトン・ケテルビーは1875年にイギリスのバービンガム生まれです。幼時より天才ぶりを発揮し、ピアノと作曲に特に秀でていて、11歳の時にウィンチスター音楽祭で自作のピアノ・ソナタを演奏し、あの「威風堂々」で有名なイギリスを代表するエルガーに絶賛されるほとの神童ぶりを発揮しています。13歳でロンドンのトリニティ・カレッジに入学。16歳でウィンブルドンのセント・ジョン教会のオルガン奏者に就任しました。この時の経験がこの「心の奥深く」影響しているようです。その後ヴォードビル劇場の音楽監督に転身。ミュージカルを作曲。大衆受けして成功を収めます。そのためもあって軽音楽やムード音楽の作曲家として知られていくことになる。1912年に書いた「ファントム・メロディ」がヒット、クラシックとポピュラー音楽との中間的なホームミュージックを言うジャンルを確立した。その後代表作とされるエキゾチックな描写音楽「ペルシャの市場にて」が1920年大ヒット、レコードが売れ、コンサートも大盛況となった。この「心の奥深く」は1924年に作曲された作品。静かで賛美歌風の清らかで優しさに満たされた旋律ではじまります。その後あのユダヤの贖罪の音楽「コル・ニドライ」の旋律が弦楽合奏ではじまります。その後金管楽器でイスラエルの王ソロモンの偉業を思わせる壮大に盛り上がりを見せます。この辺が描写音楽に長けているケテルビー音楽の真骨頂です。その後賛美家風の優しい旋律が戻ってきます。信仰の揺るぎなさを伽藍に響き渡るように高らかに歌いあげ曲は終わります。日曜礼拝に家族そろって幸せそうに出かけ、篤い祈りを捧げてるくる。そんな情景なのでしょうか。
この曲の私のチョイスはエリック・ロジャース指揮 ロンドンのロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団です。

奇をてらわぬ演奏には好感が持てます。1969年録音。デッカ・アメリカが開発した20chマルチ録音を4トラックに収録した画期的な録音方式「フェーズ4ステレオ」は現在聴いても音のの良さが光ります。

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