マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太のアイコンタクト訓練は続く。クラ与太 ブラームス 13のカノン 作品113

優太地方雨降りの朝。

降り方も半端ではない

その時間を使って

また今日もアイコンタクト訓練を実施。

お気に入りのソファーの上で

さっそく始めました。

 

最初はうまうまもらえるので

乗り気でしたが、

回を重ねるごとに

飽きてきたようです。

 

 

ついにマッタリして

反応が鈍くなりました。

 

 

ソファーからダウンさせて

エサ皿で待たせての

アイコンタクト訓練を

しようとしたら

もう拒否。

まだ回数限定ですね。

成果は明日晴れたら

お散歩中に解るでしょうか?


クラ与太は私がお邪魔しているブログ

「おやぢの部屋2」からのネタ拝借です。
ヨハネス・ブラームス 13のカノン 作品113

ブラームスは交響曲や協奏曲、ピアノ独奏曲など器楽曲が知られているようですが、実際その作品の多くは歌曲と合唱曲など声楽作品が多く手元にあるあるCD全集では全47枚中19枚が声楽作品。作品の長さを考慮すれば半数をこえる作品であると言えます。経歴的にもハンブルグ時代の1859年にハンブルグ女声合唱団を創設し指導育成するなど関わりが深いものがあります。この作品113の女声合唱によるカノン集。出版こそは晩年ですが、作曲は作風から言ってもかなり若いときの作品で、ウィーンの移住の翌年の1863年との記述もあり、手元にあった作品を何かの加減で30年ほどたってから出版されることになったようです。創作力の減退の時期なので新作が少ないため出版社が目をつけて出版に至ったのかも知れませんね。賛美歌風、童謡風、民謡風のシンプルメロディーをカノンにアレンジしただけのものですが、女声合唱の美しさを引きだしていて魅力ある作品になっています。カノンと言うとパッヘルベルの作品を思い出してしまいますが、複数の声部が同じ旋律を異なる時点から演奏するもので輪唱とも言われますが、輪唱は同じ音から開始するカノンの一種で3度や5度違う高さから開始されるものも多く、また上下対称にして演奏したり、最後から逆回転のように演奏したりと複雑な発展系もあり、追複曲と言うのが馴染みは無いかも知れませんが解りやすい日本語だと思います。ちょっと横道にそれましたが、本題はこの曲の締めくくりの第13曲(Einformig der Libe Gram)、比較的長くと言っても4分弱で最も心に残る印象的な美しい曲です。と言うかクラシック音楽に興味を少しでも持ったことがある人ならこれは冬の旅の終曲「Der Le Lermann(辻音楽師)」ではないかと気づくでしょう。当然のことながら歌詞は「愛の詩」と「さすらいのライヤー回し」と全く違いますが、メロディーも構成のまんま同じです。ブラームスさんどうなっているのでしょうか?ハンガリー舞曲では裁判の被告となり論理的に勝利を勝ち取ったブラームスとしては余りにも迂闊です。今なら盗作疑惑でネット炎上間違いなしです。でも可能性を考えてみました。シューベルトの「ライヤー回し」では旅人の青年が老人のライヤー回しに「僕の歌にあわせてよ」と心の中で呼びかけていて、その事に基づいて単純な旋律をカノンとして展開した言う考えです。この場合シューベルトの旋律も実は彼の創作ではなく既にある「ライアー回し」が既に歌われていた旋律の「引用」であるとブラームスは認識していて、「冬の旅」の旋律の使われ方でそれは自明であり、自分で説明する必要のないことだと認識していたのではないかと言うことです。この推論はかなり強引で傍証も必要なのですが与太話としては充分面白いのではないかと思います。
今回のチョイスはNDR(北ドイツ放送)合唱団による演奏。ブラームスゆかりのハンブルグで活躍している合唱団。1982年の録音です。ブラームスの音楽に深い憧憬を感じる演奏です。

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