優太の夏服似合いますか? クラ与太 フォーレ「ゆりかご」
バーバがペットショップAのチラシみて
優太の夏服買ってきた。
でもサイズ解らず適当に(泣き)
まず3L(サイズ3のロング)
ボーダー柄で夏らしい。
お散歩に着ていきたいらしく
さっそく着てみた。
優太。服が解るように
モデルみたいにポージングしてくれる。
優太いいねぇ。
似合っているよ。
でももう一着あるから
着替えてみて
水玉柄のサイズ3
きついようで
やっと着た
ちびTみたいで
夏らしくていいじゃないかい
(ジジ馬鹿ですいません。)
夏というと海
海と言うと港
水平線の彼方を夢見る船乗りの男
港で待つ女そんなメロディー(フランス版歌曲)を
ご紹介します。
クラ与太
ガブリエル・フォーレ 「ゆりかご」作品23の1
フォーレは32歳の1877年に歌手ポーリーヌ・ヴィアルドの娘とマリエンヌとの婚約したが3ヶ月後に破談となった。その責任は自分にあると自分を責め精神的に深い痛手を受けた。友人や家族との深く交わり、失意から立ち直り意欲的に表現にみちた作品を生み出していった。そんな時期の作品です。詩はノーベル文学賞も受賞している高名な高踏派の詩人シュリー・プリュドム。出版は1879年。献呈はアリス・ボワッソンヌ嬢。初演は1882年です。同じ作品23には「秘密」と言うアルマン・シルベストルの詩による曲も収められている。
波止場に大きな船が、波のうねりに身を任せている。
女達の手で揺られるゆりかごに気を止めることもせずに。
別れの日はきっとやってくるだろう、
だから、女達は涙を流すことになるに違いない。
好奇心に満ちた男達は
水平線を惹きつけれて誘われるに違いない。
その日
港から遠ざかり小さくなっていく大きな船達。
遥か遠くのゆりかごが船を引き止めていると感じてもいる。
(英語訳からの私の意訳です。)
船の揺れ=ゆりかごの揺れを顕アルペジオのピアノ伴奏にのって歌われる。暖かみのある旋律。8分の12拍子
ロマンを求めて船出する船乗りと港で待つ女。まるで演歌のシチュエーションをさらり歌っているところがみそ。シンプルな曲想だが、深みもあり心に染みる曲とはこういうものなのだと実感できる。
本来バリトンなど男声で歌われることが多いのですが、今回は敢えて女声をチョイスします。ピリオド奏法のクリスティやヘルヴァッヘとの共演も多いフランスのソプラノ、サンドリーヌ・ピオー。伴奏はスーザン・マノフ。ナイーヴレーベルの録音。吉田秀和氏が絶賛した「鈴をころがすような声」の魅力に尽きます。同じフォーレの名曲「夢の後に」も収録。アルバムタイトルになっているのですが、「夢落ち」より「未練」のほうがピオーにあっていると私は感じています。