マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太寸暇を惜しんでお散歩へ クラ与太 ヨゼフ・ミズリヴェチェク 

優太地方雨模様の朝です。

優太朝ご飯の途中でうんPしました。

それでも運動不足気味で

おなかもスッキリ出来なかったようです。

珍しくドッグフード残しました。

と、その時雨が小降りに

ちょうど少し時間があったので

お散歩に出発です。

遠くへは行けなかったのですが、

マーキングして

うんPしてスッキリしました。

帰ってきてさっそく自分で服脱ぎます。

そうこうすると

ちょうど仕事の時間となりました。

ウマウマ一つあげたら

優太はとてもご機嫌です。

でも出ようとすると

もう一個プリーズです。

お腹もすいたのかな?

今日のクラ与太は、梅雨真っ直中、ジメジメして憂鬱な季節のひとときを、さわやかに快適で過ごすのにピッタリの曲をご紹介します。
ヨゼフ・ミズリヴェチェク
 管楽器のための8重奏曲第2番 変ホ長調

1737年にチェコのプラハで生まれ、プラハ大学で哲学を学ぶが、20代でヴェネツィアに留学し、ジョヴァンニ・バティスタ・ベシェティに作曲を学んだ。1765年に最初のオペラ「ベレロフォンテ」がナポリで大成功し、一躍脚光を浴び 、「輝かしきボヘミア人」と称され、イタリア各地の劇場から委嘱をうけ活躍した。 1770年はボローニャでモーツァルトと出会い。モーツァルトはミズリヴェテェクを手紙の中で多くの賞賛している。両者の作曲様式やリズムには多くの共通項がみられ、モーツァルト特有のものとされるものも実はミズリヴェチェクの影響によるものも多い。オペラの人気は長くは続かず、貧乏になり梅毒にもなり不遇の内にローマで1781年に48歳で亡くなっている。
チェコ出身の最初のオペラ作曲がですが、その作風は経歴から言ってもイタリア風そのものです。この管楽器のための8重奏曲は1777年前後の作品で、全3曲の曲集として発表されている。編成はクラリネット2本、オーボエ2本、ファゴット2本、ホルン2本。前後して6曲からなるホルンとファゴットが1本ずつの管楽五重奏曲や、2本のクラリネットと2本のホルンにファゴットのための協奏曲など木管楽器の為の作品を書いているなど管楽器の扱いには長けていたようです。特にまだ発明されて間もないクラリネットや音程に限界があったホルンなど機能的に限界のある楽器もその長所を弾きだしていてその見事さはモーツァルトが扱いに苦慮したのとは対照的と言えます。このような管楽器を中心とした作品は18世紀中庸から19世紀の初めにかけて王侯や貴族などがその邸邸宅など広い空間で少ない人数でも大きな音量で楽しめる編成として流行しており、その音楽を「ハルモニームムジーク」と呼ばれはやっていました。その代表曲で規模が大きいのがモーツァルトのセレナード10番「グラン・パルティータ」です。この2番は変ホ長調は同じ変ホ長調のⅠ番や変ロ長調の3番に比べても規模がもっと小さいのですが、纏まりよくスタイリッシュで最もチャーミングな作品です。 第1楽章 Allegro spiritoso 明るく快活な園遊会の始まりそんな楽しさ一杯音楽です。  第2楽章 Largo sotto voce シャンペングラスを片手に楽しく語らうときのBGM美しくて柔らかです。 第3楽章 Rondo Allegretto  気持ちの良いそんなに速くないロンドです。宴もたけなわ。ピッタリですね。リズム感も気持ちよく聴ける曲です。バランスも絶妙。完成度の高さはピカイチです。でも聴き終わって残るものがない。決してこれは欠点とは言えずなっている間快適で得られることを目指した作品なのです。同趣向のモーツァルトの作品ではシャンパンの飲み過ぎで酔いが回りますが、このミズリヴェテェクの曲はまるでシャンメリーのようです。車の運転をしても安全ですね。
今回私のチョイスはクラリネット奏者、ザビーネ・マイヤーを中心して1988年に各国の名手で結成された「ゼビーネ・マイヤー管楽アンサンブル」による演奏。一流のプレイヤーが丁寧に取り組んだ完成度の高いアンサンブルは天下一品。表現に癖がないのも重要です。1994年の録音です。

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