優太のウィンク!? クラ与太 チャイコフスキー 「舟歌」
今日は夏至
暑くなりそうなので
早めのお散歩準備。
準備に手間取って
ぐずぐずしていると
じ~っと見つめて
催促しています。
暑さにも負けず
優太は散歩楽しんできました。
水たくさん飲んで
フローリングの冷たさを
楽しんでいます。
散歩時間が長かったので、
いそいで出かけようとすると
優太こんな顔しました。
ウィンクでしょうか?
もうすぐ6月も終盤、今日のクラ与太は6月にちなんだロマンティックな作品です。
P.I.チャイコフスキー 「舟歌」ト短調
組曲「四季」作品37bより第6曲
チャイコフスキーが1875年から翌年にかけて、当時ロシアで人気のあった大衆雑誌「ヌーヴェリスト」からの企画を受けてロシアの風物を各月毎にちなんだ詩をもとに描写した12曲のピアノ作品集。雑誌には1875年12月から1876年11月まで掲載された。1885年になって出版されている。ちなみに1月プーシキン「炉端に」2月ヴャムスキー「謝肉祭」3月マイコフ「ひばりの歌」4月マイコフ「雪割草」5月フェート「5月の夜」6月がプレチェーエフ「舟歌」7月コリツォフ「刈り入れの歌」8月コリツォフ「収穫の歌」9月プーシキン「狩りの歌」10月 トルストイ「秋の歌」11月ヌクラーソフ「トロイカ」12月ジュコーフスキー 「クリスマス週間」多少季節感に違和感があるのはロシア正教で使用されるユリウス暦によるものである。
「舟歌」はシンプルな上方音階で始まるト短調の哀調を帯びた旋律の4分の4拍子の主部と明るい四分の三拍子からなる3部形式である。切なくやるせない思いを面々と綴る主部に対して、中間部で分かり合えぬ恋人たちに寄せる波を描写している。
この曲のプレェーエフの詩はでは
岸にでよう、打ち寄せる波が
僕らの足に口づけし、
密やかな悲しみの星たちは
僕らの頭上に輝くだろう。
このピアノ曲をアレクサンドル・ガウクが管弦楽編曲をしています。この管弦編曲がチャイコフスキー自身の管弦楽曲を思わせるところがあり最初本人の編曲家と思うほどに自然です。主題の再現部のフィナーレの前にファゴットが続けるところなど第4交響曲の2楽章で全くそっくりなので吃驚したほどです。
今回私のチョイスはユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団 1968年録音です。いわゆる華麗なフィラディルフィアサウンドは決して煌びやかなものではなく情緒豊かな響きが堪能できます。それぞれの奏者がいかにレベルが高いかを知らされるものです。