マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太もう少しの我慢! クラ与太 ブルッフ ヴィオリンとヴィオラのための協奏曲

優太地方、不快指数MAX

朝から優太のご機嫌斜め

ストレス溜まっているようだ!

 

隙あらば何かいたずらしようと

思っている目つきです。

何か見つけたのかな?

いよいよ不適な笑みを

浮かべています。

何を企んでいるのでしょうか?

ちょうどバーバが

家事をおえてきました。

我が家のテロリストは

未然に捕獲されましたさ。

優太から言い分を聴きましょう。

ボサボサで暑くて大変でシュ。

スッキリしたら

何もしましぇんよ!

21日にはスッキリ出来るよ

それまで我慢だよ優太。

 

今日のクラ与太は時代遅れでも良いものは良い。そんな作品です。
マックス・ブルッフ
 ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏協奏曲

 ホ短調 作品88
73歳の1911年に息子でクラリネット奏者であったマックス・フェリックス・ブルッフのために書かれたクラリネットにヴィオラを独奏とする協奏曲。翌年に息子の独奏で初演された。手堅い作風でもあり、作曲の事情で技巧的な面よりは美しい旋律を綺麗に唱う事を主眼に於いていて、編成の特殊性もあり、必ずしも演奏される機会が多くはなく、人気曲とはならなかった。しかしブルッフらしさが良く出ている曲です。クラリネットのパートをヴァイオリンでも演奏できその録音も存在します。今回はこのヴィオリンとヴィオラの作品としてご紹介します。。
第1楽章 ホ短調 アンダンテ・コン・モート 独奏ヴィオリンによる上昇パッセージで続いてヴィオラでのレチラティーヴォで印象的に始まり「懐かしのストックホルム」として有名なスウェーデン民謡が素になっている哀愁感ある深い第1主題が奏でられます。この時ヴィオリンとヴィオラという独奏楽器の和声が重音奏法の様に聞こえ魅力あります。闊達で明るいロ長調の第2主題との対比も奥深いものがあります。。展開部がなく再現部となる。第2楽章、ト長調 アレグロ・モデラート 三部形式 独奏楽器が交互に和やかで暖かい旋律を歌う主部と、ピッチカートが伴奏する哀感あるロ短調の中間部の対比が効果的な楽章。中間部の主題で終わる。第3楽章 ホ長調 アレグロ・モルト トランペットとティンパニが活躍する華やかなファンファーレで開始される華やかな終曲。シンフォニックでメンデルゾーンの様な明るく深みを感じる響きでロマン的な魅力があります。20世紀なってから作曲されたとは思えないようなロマン派の作品です。しかも迷い無く我が道を行くところが潔くその意味でも存在感ある作品です。
今回私のチョイスは室内楽でも競演の多い第3回チィコフスキーウィナーのヴィクトル・トレチャコフのヴィオリンユーリ・バシュメットのヴィオラ、ネーメ・ヤルヴィ指揮ロンドン交響楽団 録音1996年です。独奏二人のヴィオリンとヴィオラの音色が同質で、息のあったハーモニーはまるで一つの楽器のような聞こえる面白さがあります。YouTubeでも試聴出来ます。


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