マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太はこんなんなりましたけど!クラ与太 シューベルト 「ノットゥルノ」

優太やっとこさ

トリミングの予約の日が来ました。

スッキリできるのは楽しみなようです。

優太お隣は

なんと1歳のトイプーの女の子と

一緒だったので

大興奮!

お店でマーキンしたり

で時間差でお迎えとなりました。

ふて腐れた顔です。

帰宅して

少しは落ち着きましtが、

表情は変ですね。

ちなみに背中も脚も

目一杯スッキリです。

 女の子に間違われるので

リボン止める予定でしたが

バーバが青リボンつけました。

夏らしいので良いとします。

小顔にしてと頼んだのですが、

少しは凛々しく見えてるでしょうか

今日のクラ与太は甘く叙情的で夢見るような作品です。
フランツ・シューベルト ピアノ三重奏曲「ノットゥルノ」
 アダージョ 変ホ長調 D897 作品148

シューベルト晩年の1826年から27年の作品と言われています。自筆譜には単にアダージョという速度記号だけで、日付等もないことなどから、本来はD898の弦楽三重奏曲1番変ロ長調の緩徐楽章として構想された曲と考えられています。確かに第1番と共通するものを持っている曲想ですが、2楽章を入れ替え的聴いてみるとピュアすぎて敢えて言えば美しすぎてバランスを欠くと私には思われました。ただシューベルトもこの曲の出来映えには自信を持っていたようで自信の私的演奏会「シューベルティアーデ」でも単独で演奏されていたようです。「ノトゥルノ」1846年アントン・ディアベッリが彼の会社から出版するさいに名付けたようです。曲想にピッタリで商業的にも成功したようです。曲は3回のアルペジオが天使のように上昇するするのに併せてヴィオリンとチェロで密やかな調べで始められます。ピアノが代わって旋律を奏でるときには弦がピッチカートで彩ります。まるで星の瞬きのようです。第2主題は明るく生命力を感じる旋律でを々とピアノが奏でて弦楽器も一緒に盛りあがっていきます。この主題はカール・マリア・クリエルが指摘しているようにオーバーエスターライヒ地方の岩塩鉱山の鉱夫たちが杭打ちでハンマーを振り下ろす時の労働歌が使われています。第2拍ごとにハンマーを振り下ろしていたリズムがこの旋律お生命力の源だと合点がいきます。保養地のグムンデン知ったと言われています。盛り上がりの頂点のあと、静けさが帰ってきてまた美しい主題が唱われてきます。ここではピアノ五重奏曲の「鱒」で清流の燦めきを顕したピアノのアルペジオが特に印象のこります。2つの主題が交互歌われているのですが、その都度彩りに工夫がなされて旋律が深く聴く者の心を捉えていきます。次第静寂に染まり第1主題によるピアノのトリルで名残惜しく消え入るような終結を迎えます。シューベルト長調の美しい旋律にも寂寥感が背中合わせであるという説があります。私も納得しているところなのですが、この曲は夢見るように浮遊して寂寥感そのものは希薄に感じています。ただ、夢から醒め我に返った時に感じる恐怖感。奥深い音楽でもあります。
今回の私のチョイスはピアノはアンドラーシュ・シフ、ヴァイオリンが夫人の塩川悠子、チェロがミクロス・ペレーニ。1995年録音。澄み切ったタッチのシフ。柔らかで暖かみのある塩川の音色。いぶし銀のようなペレーニのチェロ。気心の知れたアンサンブル。耳を傾けるだけでシューベルト音楽の魅力を堪能できます。YouTubeではウィーン・ベートーヴェン・トリオ による1993年 6月24日のライブ録音が聴けます。
クリスティアーネ・カライェーヴァ(ピアノ)マルクス・ヴォルフ(ヴァイオリン) ハワード・ペニー(チェロ)。ウィーン風の軽やか心地よくよく聴ける演奏です。


×

非ログインユーザーとして返信する