マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太も一緒に、クラ与太です。



優太地方、秋雨前線停滞中。昨晩から雨降りが続いています。
散歩にも行けませ~ん。
ボール遊びにも、その他のおもちゃにも食傷気味で、まったりモードの優太です。
例のクラ与太で取り上げたパラディス偽作の原作と言われるウェーバーのヴァイオリンソナタ集のCD
が届いた(喜)じゃ~出勤前の散歩タイムで聴いてみるか?
書斎に行こうとすると優太ワン。「いっしょに聴かせて下しゃいな」
と言うわけで優太にもクラ与太参加と相成り、でも私の定席を占領されました。


今回取り上げるCDは



イザベル・ファウストのヴァイオリン、アレクサンダー・メルニコフのフォルテ・ピアノ。
ウェーバー ヴァイオリン・ソナタ集 作品10他
今年ロンドン交響楽団の日本公演にソリストとしてブラームス協奏曲を好演して、なじみ深いイザベル・ファウスト。
ピリオド奏法も不自然さがなく心地よく聴けます。優太も気持ちよさそう。
このウェーバーの作品は、正しくは「ヴァイオリン助奏付きピアノ・フォルテのためのプログレッシブ・ソナタ」 何が進歩的?どうやら、学習中と言った意味らしいです。教本的にも使える練習曲。
でも、実態はヴァイオリンとフォルテ・ピアノがバシバシ・ガンガン絡んでいく結構ノリノリ調なのです。蛇足ながら、ざっくり「ピアノ・フォルテ」と言うとピアノ全般を指すのにたいして、
「フォルテ・ピアノ」というと、リストが活躍した頃、19世紀半ばに改良された現在のモダーン・ピアノに成る以前のタイプのピアノを指すことが多いです。
で、ヴァライティに富んだ作品集で躍動する舞曲風なものや、古風なものや、オリエント風のエキゾチックな曲など楽しんで練習が出来るように工夫されており。楽譜も売れたのも当然でしょう。
もっとも作曲家としては難しい仕事だったらしく、同じ曲数の交響曲を書くのと同じくらい大変だった述べているようです。
で聴き通して、何処があのシシリアーノに似てた?聴き比べに突入。
シシリアーノと表記されたいるのもは全然別物。どうやらCDでは最後に納められている1番の2楽章「ロマンツェ ラルゲット」がそうらしい。
でもメロディー自体も何音か違う、昼間部に相当する旋律もなし、今話題のロゴよりも似ていない。
参考にしてサミュエル・ドゥシュキンが仕上げた作品。これが私の判定となります。
でも原曲も楽しい作品です。お薦め

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