マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太ゴメン。犬はブドウNG。クラ与太 ブラームスクラリネット三重奏曲

台風の進路から離れている優太地方でも豪雨の朝をむかえました。
皆さんの地方をいかがでしょうか?優太の待ちも以前洪水の被害を受けただけに心配です。
被害が起きないことをお祈り申し上げます。


で、昨晩はもう一つ慌てたことがありました。
夕食時に頂き物の地物高雄を食べていたら、優太食べたいモード。
一粒皮を剥いて食べさせてあんまり好みじゃなかった風なので、黄金桃あげました。
就寝しても雨音で目が覚め、枕元のスマホで見ると1時過ぎ、犬の気持ち更新されているな、
今日は確か犬に悪い果物だったよな。見てみるとブドウ!虫の知らせだったのか!
飛び起きて優太を見ると、白河夜船熟睡中らしい。であれこれググってみると、
ブドウは腎不全の原因となる可能性があり、元気がない、嘔吐する、水をよく飲む、尿の異常に多く出る又は出ないの症状がでたら即病院へ。
中毒の出る量は体重1kg辺り32g位らしい。特に皮が危険らしい。
ならまず大丈夫と思っても、目覚めて優太がいつものように元気でいるのを確認するまで寝付けませんでした。
残ったブドウは優太の安全を考えて全て私のお腹に消えたことは言うまでもありません。


今日のクラ与太、J.ブラームス、クラリネット三重奏曲 イ短調 作品114


一時は引退を決意したブラームスが、偶々マイニンゲンを訪れ、その地の休廷オーケストラのクラリネット奏者、ミュール・フェルトの演奏に接し、感動して作曲した作品群の1つです。
その中ではクラリネット五重奏曲がよく知られていますが、作曲者自身や仲間内ではこの曲のほうが優れていると思われていたようです。
チェロの独白から始まり、それをクラリネットが受け継ぎ、ピアノが彩る冒頭から聴くものの気持ちを捉えます。白眉は3楽章アンダンテ・グラジオーソ。静謐な美しさはブラームスのメロディーのなかで最高のものだと私は思っています。
もし、五重奏曲ほど身近でない原因があるとすれば、
1.五重奏曲ほど枯れていなく、情熱が沸々とわき出す部分がある。
2.クラリネット、ピアノ、チェロの名手をそろえて取り上げるのに他のプログラムがない。
五重奏なら弦楽四重奏団が好みのクラリネット奏者を呼べば済むこと。ギャラちょっと弾めばOK。
3.五重奏曲なら同じ編成でモーツァルトも名曲で、裏表で録音すればLPが売れた。
の三点だと思います。


私が今回聴いたのは、
カール・ライスターのクラリネット。タマス・ヴァサリーのピアノに、チェロはオットマール・ボルヴィズキー。DGの録音です。ウラッハなどウィーン系の演奏者によるものもお薦めですが、独逸風の渋さもと熱さが調和している演奏の方がこの曲にはあっているように思えます。
秋に聴くのに最良の一曲です。意外とブラームスも泣けると再認識していただけると思います。



私が




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