マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太は欲張りでしゅ! クラ与太 モーツァルト ピアノ協奏曲21番

何かと忙しい時期になりましたね。
ジージもバーバも仕事も野暮用も忙しく。
しかも夜は忘年会シーズンのスタート
お疲れモードお休みを迎えました。
よって日曜は朝寝坊!
優太は既に目覚めています。

優太遊んでモードでなので
バーバがブチュしようとしたら
優太ウマウマが先なのかな?

優太バーバに
バンザイ!されました。
嬉しいのかな?

バーバ遊んだので
早くウマウマ欲しいようです。

言われもしないの
ふせして御願いしてます。

ちょっとだけ
ジャーキーあげても
不満げな優太です。
欲張りになったようですね。

美しさと解り易さが両立した曲と言うのはありそうでなかなかありませんね。天才モーツァルトでも必ずしも多くないとは思っていますが、今日はそんな欲張りを叶えた素晴らしい曲をクラ与太でご紹介します。
W.A.モーツァルト

 ピアノ協奏曲21番 ハ長調 K.467

モーツァルトの20番台のピアノ協奏曲はどの曲も音楽の頂点といっても過言ではないほどの傑作揃いですが、その中でもこの21番は人気が高い作品です。それは1967年のスェーデン映画「みじかくも美しく燃え」で2楽章のテーマが使われて広く一般に知られたことにもよります。19世紀末にスェーデンで実際に起きた妻子がある伯爵で軍人でもあった主人公パーレ中尉とサーカスの綱渡り芸人との道ならぬ恋の逃避行を描いたロマン映画で悲劇的結末を前につかの間の幸せのシーンに流れていました。ちなみに映画ではゲザ・アンダによる録音から引用されています。1785年に自身の3月にブルグ激情にで演奏されるために20番ハ短調完成後に作曲さました。ともに同年の3月10日の予約演奏会で作曲者自身のピアノで初演された。第1楽章 アレグロ・マエストーソ 堂々とした行進風なテーマで始まります。活き活きしたフレーズの第1主題導き出される様は流石モーツァルトの独壇場です。独奏ピアノ登場とともにさらに華やかに彩られます。第2主題はリリカルで優美さを感じます。展開部では哀感を感じる素晴らしい音楽です。第2楽章 アンダンテ 透明感にみちた美しい旋律が弱音器をつけた弦楽合奏の伴奏に載って独奏ピアノで歌われます。絶品です。旋律の裏に垣間見える哀感には心打たれるものがあります。私は「オルフェオとエウリディーチェ」の天国の場面を思い浮かべてしまいます。第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ 活き活きとして軽やかな喜びに満ちた楽しげな楽章です。将にモーツァルトのオペラ・ブッフォの音楽そのものですが、喜びに満ちていても人の心の機微を感じるところもまた同じです。この曲が人気になるのはモーツァルトとしは誰からでも好感をもって貰えるような曲も必要と感じて、天才特有の多彩性が控えられ、主要なエッセンスのみで曲を構成している点に依るのかもしれません。
今回の私のチョイスはリリカルな表現が目覚ましいラドゥ・ルプーの演奏。伴奏はユリ・シーガル指揮イギリス室内管弦楽団。1974年の録音です。 伴奏も優れいています。
YouTubeはゲザ・アンダの演奏を貼り付けておきます。ライブながら伴奏はカラヤン指揮ベルリンフィル。極めて完成度が高くニュアンスも豊かな演奏です。


モーツァルト: ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K 467 アンダ / カラヤン / ベルリン・フィル 1957

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