優太はクリスマスもお留守番でしゅ!クラ与太 J.S.バッハ ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 BWV1060R
優太でしゅ。
ジージとバーバは同じところで働いているのに
そろって休みはとれないでしゅ。
毎日優太はお利口にお留守番でシュ。
ジージは職場でサンタしているのに
優太にはサンタ来ないのでしゅ。
文句を言ったら
バーバがおもちゃとケーキを買ってきてくれました。
バーバとおもいきり遊んでみました。
おもちゃ絶対離しませんよ!
追いそうなケーキ。
さっそくマテしますよ。
食べるのもひっしの優太でしゅ。
夢中に食べている優太でシュ。
鼻にもついてますが
それがなにか?
はやくもボシャ男の
優太です。
暖かいのはいいんですけど
やっぱりスッキリしたです。
ジージとバーバが
お揃いでないと優太はチョキチョキに
いけません。
日曜日でもはやばやバーバは出かけてきました。
お留守番ですね。
クリスマスというと甘味な歌ものがクラシック音楽でも幅をきかせているようですが、敢えてクリスマス感を感じさせる粛々とした心の浸みる器楽曲を聴きたいものです。今回はそんな中でもとっておきのお気に入りの作品をご紹介します。
クラ与太
J.S.バッハ
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 BWV1060R
バッハ1729年から1741年にわたってライプツィヒのコレギウム・ムジクムの指揮者を務めており。演奏会のためにチェンバロ協奏曲を多く書く必要に迫られた。そのため多くの曲が残っていますが、オリジナル作品だけ揃えることは難しかったため、自作の旧作から編曲はもとより、息子のヴィルヘルム・フリーデマンやカール・フィリップエマニエルや弟子のヨハン・フリードヴィヒ・クレープスなど他人の作品からの編曲も少なからずあります。BWV1060と呼ばれるハ短調の2台のチェンバロのための協奏曲もオリジナル作品ではなく、オリジナルはヴィオリンとオーボエのための協奏曲であると言われていた。しかしオリジナルの楽譜は消失していたため20世紀に入ってヴァイオリンとオーボエのために再現された。そのためバッハ作品番号も1060Rまたは1060aとして区別しされている。この作品2台のチェンバロ版もバッハらしい立派なものだが、このヴィオリンとオーボエ版では聴いきてにことさら印象深い。チェンバロ版は1736年にライプツィヒで書かれていることは記録からも明確だが、原作は時期的にはケーテンの宮廷に仕えていた時代とされることもありますが、それ以上に原作が本人のものかの確証も定かではないようです。
第1楽章 アレグロ ハ短調 バッハの時代の短調というのは厳かさを顕すことが多いのですが、冒頭の弦楽合奏による印象深い旋律は哀愁感と力強さに満ちていて圧巻です。そこに独奏ヴァイオリンとオーボエが絶妙に絡んで行く様は圧巻です。第2楽章 アダージョ 変ホ長調 美しく心の襞に浸みる素晴らしい旋律を独奏ヴァイオリンとオーボエが交互に歌い継いで行きます。この曲の白眉バッハのアダージョの代表作と呼びたい楽章です。白眉です。 第3楽章 アレグロ ハ短調。 毅然としたリズム進行していく素晴らしい終曲です。わずか15分ほどの曲でありながら、聴き終わった後の情実感はただならぬものがあります。
今回、私のチョイスはネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団、ヴィオリン、ギドン・クレーメル、ハインツ・ホリガーのオーボエ。クレーメルとホリガー2人の名人からみあう珠玉の名盤です。YouTubeはモスクワ音楽院のメンバーによるライブを貼り付けておきます。
バッハ ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV 1060