マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太、ブ~ブ~します。クラ与太 モーツァルト ヴィオリン協奏曲第5番


バーバの腹痛の件多くの励まし頂きまして
ありがとうございました。
バーバも痛みも治まり仕事へ
ジージも仕事始めから仕事へ。
なんと本業の運転の他に
利用者さんへの新年会の隠し芸で
野球拳とかなれないことをして
お疲れです。
やった休みですが、なかなか起きてきません。
優太は起きて待ってます。

やっと起きてきました。
お散歩に行きたそうです。

ジージなかなか
お出かけしません。
お疲れモードです。

優太待たされて
怒っています。
鼻の穴が拡がっていますね。
ブ~ブ~ぶ~ちゃんみたいですね。

ジージのようにお疲れの時に元気がでる優しい音楽を紹介します。ぶ~ブ~優太も多少は機嫌が戻るような曲です。
クラ与太
W.A.モーツァルト ヴァイオリン協奏曲K.219

モーツァルトが19歳の1775年に、生地のザブツブルグでザルツブルグ宮廷楽団のヴァイオリニストであったブルネッティのために書いた5曲のヴァイオリンのための協奏曲の最後の作品で演奏時間も30分ほどで最も長く、「トルコ行進曲付き」とのニックネームでモーツァルトの代名詞的人気曲で同じイ長調のピアノソナタ11番K331「トルコ風」とのニックネームもあって人気もあり魅力的な内容豊かな曲です。当時流行していたトルコ趣味の音楽でピアノソナタに8年も前に取り入れています。この作品の後は、この曲の2楽章はブルネッティが気に入らなかったためにのた書き直したアダージョ4/4拍子と2曲ロンド以外はヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲は残していません。しかしこのブルネッティの書き直したヴァージョンでは現在ほとんど録音されることはないようです。
第1楽章 Allegro apreto  イ長調 4/4拍子 協奏曲的ソナタ形式 序奏の後明るく軽やかな主題、弦楽合奏で登場した後、独奏ヴィオリンが華麗に奏でていく元気を貰える楽しい音楽、短調交えたメロディアスな部分を挟みながら、喜々として快活に進められている。思わず笑顔になれる曲調。 第2楽章 Adagio ホ長調 2/4拍子 ソナタ形式 静かに柔らかなハーモニーに包まれるように穏やかに進められる。独奏ヴァイリンが澄んで心地よい旋律を管弦楽と一体化して奏でる。癒しの音楽。この曲の白眉ですが独奏ヴァイオリンが目立つことが少ないためにブルネッティは不満を持ったのかも知れません。第3楽章 Tenpo di Minuetto  イ長調 3/4拍子 心地よく快適なメヌエットがロンド。ふと心の琴線に触れる軽やかなフェザー。情熱的快活部分を挟み始まりメヌエットのテーマが戻ってきます。続いてこの曲の名前の基になってイ短調2/4拍子のエキゾティックな行進曲旋律がオーボエで顕れ、弦楽器で盛りあがってきます。やがて弦楽器が弦を弓の裏側で勢いよく叩くコル・レーニョは印象に残ります。カデンツァを挟んで冒頭のメヌエットのテーマを謳歌するように唱い曲は締めくくられます。
今回私のチョイスはギドン・クレーメルのヴァイオリンの昨年亡くなった古楽奏法の先駆者でもあった学究肌のニコラス・アーノンクールの指揮ウィーンフィルハーモニーによる1987年の録音をお奨めします。個性的な演奏家の組み合わせで決して所謂モーツァルトらしさの味わえる演奏ではありませんが、モーツァルトが曲に込めた意図が手に取るようにわかると私には思える演奏です。YouTubeでまずお聴き下さい。


モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219 《トルコ風》 クレーメル / アーノンクール / ウィーン・フィル

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