マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太、オオカミに?! クラ与太  べートーヴェン ピアノソナタ14番

仕事を終えて帰宅すると。門前で
珍しく優太がかみさんに抱っこされてされてお出迎?
優太の頭を撫で撫ですると。
かみさんが私の頭の上の方を指さす。
振り返って見ると、雲間に巨大な月が
優太地方薄曇りだったので、スーパームーンはダメだった思っていたら。
運良く少し雲が薄くなってすけて見えていた。
三脚もないし、薄雲もかかっているので幻想的に、
手持ちで、古いタイプの望遠ズームしようでハレーション気味に
と思って2回シャッター切ったら、完全に月は雲間に消えた…


そう言えば北欧がどこで、
月の光を浴びると、人はオオカミ男に、犬はオオカミなる。
そんな、物語なかったっけ?
マジ?

朝優太がいつもよりくぅくぅ啼いている。
オオカミになったのかと心配しているのかな?

「口あいてみ!」
「どう?」
「そういえば歯がちょっと牙みたいに? うそだよ~ん」


今日のクラ与太は、
ベートーヴェン ピアノソナタ14番 嬰ハ短調 作品27の2
スーパームーンにちなんでべたにこの通称「月光ソナタ」を取り上げるのは気恥ずかしいのですが、はやり巨大な月をみてはこの曲以外になかったのです。
月光ソナタというと一楽章アダージョ・ソステヌートのレルシュターブが「ルツェルン湖の月光の波に照らされている小舟のよう」言う、右手の三連符と左手の重厚なフレーズの部分ではなく、第2楽章のアレグレット、スケルツォの楽章。まるで月でウサギがダンスしていてようでどこか揺らめく。ここの方が昨晩のスーパームーンにはぴったりだと思った次第です。
 曲は3楽章プレスト・アジダートで嵐を思わせる激情的な音楽です。最後は1楽章のアルペジオで締めくくられます。ベートヴェン自身の命名のように「幻想曲風」そのものです。


お勧めの名演名盤数知れずですが、フリードリッヒ・グルダのソナタ全集盤録音のものをお勧めします。ジャズなど幅広く活躍し従来の解釈には囚われることもなく闊達な点が魅力です。が、ここでは作曲者へのリスペクトもあり比較的謂わば真っ当な仕上がりになっています。しかしリズムが生き生きとしてそこがこの曲、特に私が好きな2楽章にマッチしています。

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