マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太からの問題。「愛島」この地名なんて読む。クラ与太ベートーヴェン交響曲4番

優太一家、商売しているので、
年に一回商売繁盛、家内安全を感謝し、
またよろしくお願いします。
と言うことで
ご祈祷を受けに出かけます。
その為、夫婦揃ってお休みを頂きます。
でも、
境内とかにも優太は入れないので、
今日もお留守番です。お留守番よろしくね。


まず、岩沼市の金蛇水神社。
ここは牡丹園が併設されていて
花の季節は特ににぎわいます。

金運に御利益があります。


その後問題の「愛島」地区を通り、温泉街をぬけて、
ダムサイトの細い道をぬけて
「定義如来 西芳寺」へ向かいます。
一生一代の大願を叶えてくださる有り難い如来様です。
広大な境内に東北一円から参詣者が集まります。
ご祈祷をうけてお札を授かります。

境内のそとでラブちゃん二頭大人しく
まっていました。
バックインのトイ・プードルもいました。
来年は優太も連れて行こうかな。


定義の名物と言ったら

定義とうふ店のこれ、

三角定義のあぶらあげ

一人前120円ですが、

これを食べないと参詣した気になれないほどです。

 

ちょっとだけ寄り道をして、

帰宅しました。

優太は二人で一緒に帰ると

まずかみさんに飛びつきます。

やっぱりねぇ。

家庭内の人間関係をキチンと把握してますね。

 

 

寄り道先で衝動買いしました。

優太に似てるでしょう。

さて正解発表します。

答えは「めでしま」です。

由来のありそうな地名ですが、

4つの村が合併するとき頭の字をとっただけで

良さそうな字を当てたそうです。

名取市にあります。

 

今日のクラ与太は、
ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン 交響曲第4番 変ロ長調

                    作品60


ロベルト・シューマンが「二人の北欧神話の巨人(第3番と5番の交響曲を差す)の間にはさまれたギリシャの乙女」と称したようにアルカイックという言葉がぴったりくるようなシンプルで均整のとれた作品となっている。ただ筋肉質で動的な印象も強いので、体操選手なみの健康美溢れる乙女なのだと思われます。暗く幻想的な序奏から速い主部に移っ躍動する姿はまるでゆか運動のようですね。
ベートーヴェンの交響曲とりわけ3番以降の作品はそれぞれ独自の個性的表現の結実であるとされています。しかしこの4番をじっくり耳にすると、ベートーヴェンの音楽特に交響曲の共通する音楽的な特徴がかいま見られるように思われます。3番以降の交響曲は3番から順に、変ホ長調、変ロ長調、ハ短調、ヘ長調、イ長調、ヘ長調、ニ短調と言うように7番イ長調以外は、♭がつく調です。このことは作曲家が意識的に意図したかどうかは別としても、現在でもそうですが、当時最も音程の不安定な楽器、ホルンが安定してしてしかも豊かに響く調を選択していることになります。3番の冒頭や6番の終楽章のソロ、8番のメヌエットのトリオなどホルンの活躍する場面がすぐ思い浮かびがでますが、それ以上に和音にホルンの包み込むような豊に響きが加わることの魅力を最大限引き出していることが気づきます。
ホルンほどではないのですが、木管楽器ではクラリネットも♭がつく調は吹きやすく2楽章のこの曲の白眉とも言えるソロの第2テーマは印象的で美しく印象に残ります。

この曲は第5番ハ短調を書き始めてからこの曲を一気に書き上げ、すぐに6番に取りかかっており、またピアノ協奏曲4番と同時進行に書かれたせいもあり、それらの曲とよく似たフレーズがあちこちに見受けられるので、それを探しながら聴くのも一興かとも思われます。聴けば聴くほどの素晴らしい作品で、幾多の有名な作品をさしおいてもベートーヴェンの中期を代表する曲とすら思えています。
お勧めの演奏は
ブルーノ・ワルター指揮 コロンビア交響楽団による演奏です。
ワルターの演奏はどちらかと言うと女性的で優美であある言う評価を時に耳にするのですが、それは見当違いと言っていいほどにこの曲では堂々たる骨太の演奏です。ご自分の耳でお確かめ下さい。なお、今だと1枚分の定価でベートーヴェン全9曲とヴァイオリン協奏曲がすべて付いてくるボックスセットがありますのでそちらで買わない手はないでしょう。



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