マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太、エリックサティ「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」を聴く

今日の全編クラ与太です。


クラシックの範疇の作曲家中では最も変わり者といったらフランスの作曲家、エリック・サティをまず健全なクラシックファンからクラオタクまで多くの方がノミネートするでしょう。とにかく奇妙きてれつな名前の曲を数多く書いています。そんな彼は家具のためにも曲を書いていますが、犬のためにも前奏曲と彼が読んでいる曲を残しています。それが1912年にピアノ作品として書かれた「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」と「犬のための本当にぶよぶよとした前奏曲」。ぶよぶよは犬にかかるのではなく前奏曲にかかっています。念のため。「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」を出版社にもちこんだら、断られたために書いたのが「犬のための本当にぶよぶよとした前奏曲」だと言われています。
どちらにしても商売にならないと出版社が思うのも無理からぬタイトルですね。この奇妙なタイトルによって、先入観をもって作品を判断してしまうことに対するアイロニーであり、表現の無駄が多い当時の音楽界への批判も込めたシンプルな作品です。


優太聴いてみるかい?



「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」は第1曲「内奥の声」、第2曲「犬儒派的牧歌、第3曲は「犬の歌」、第4曲「友情をもって」
「犬のための本当にぶよぶよとした前奏曲」は第1曲「きついお叱り」、第2曲「家に1人」(一匹じゃないだね。)第3曲「お遊び」この「~本当に~」の方が愛犬家にとって馴染みやすい表題ですね。で、2曲通しても7分位です。


すぐ終わりますので優太も飽きません。
優太気に入ったか?



大人しく聴いているとおもったら
優太がおかしくなってきました。
やっぱり犬になんらかの影響を与える曲なのでしょうか?



優太が取り憑かれたような!
今回、優太を魔法をかけたのは、
1948年生まれの美人ピアニスト
アンリ・ケフレックの演奏。
愛犬と共にお聴き下さい。





×

非ログインユーザーとして返信する