マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太、気管支炎! クラ与太は今日もサティ。犬の次は猫?

昨日の朝、優太が軽く咳き込んだ。
おやつの犬ビスを食べても軽くむせるような仕草を
私の風邪をうつしかたかな!
「優太大丈夫か?」
「?」


と言うわけで、大事をとっていつものAペットクリニックへ
診断は軽い気管支炎、
二種類の薬をもらってきた。
なお、人間の風邪は基本的には犬にはうつることはないそうだ。
ただ人間が風邪をひきやすい環境は犬も罹患しやすいそうだ。



昨晩はお薬飲んで優太ぐっすりお休み
今朝はまったく咳き込むこともない。
天候もおだやかなので、ちょっぴりだけ
散歩もしてきた。
食欲もあり今のところ一安心。



取り上げず二人とも仕事を休めず、
優太お留守番です。
昼休みには様子見に帰ろうかな。



今日のクラ与太もエリック・サティです。でも犬ではなく猫つながりです。
取り上げる曲は彼の作品の中で最も知られている
「あなたがほしい(Je te veux)」


どこが猫つながりですか?
この曲はサティが花の都パリはモンマルトルの
キャフェ「黒猫(シャノアール)」


でピアノを弾いていた1900年に、当時スローワルツの女王と呼ばれて大人気だったシャンソン歌手、ポーレット・ダルディのために当時人気のあった作詞家アンリ・パコーリの詞に曲を書いたものです。人気があったために、主人公を男性にした歌詞に置き換えて男声のための歌としても知られています。今回日本語訳を両方の版を見てみたのですが、女性版は「あなたの願いを受け入れてあげる」と言った上から目線。一方男性版は「金色の天使」と口に出すと照れてしまうような甘ったるい言葉が続きますがどこか上っ滑りしてます。男女というはどこかすれ違いなのですね。その後ピアノ独奏用の編曲版もサティ自身が書いていて、途中に二種類のワルツをはさんでよりBGMとしての完成度が高いようです。はっきり言ってテナーによる男性版は手元にあるニコライ・ゲッタの演奏くらいしか録音もなく一番おもしろくないです。ピアノ版は割と知られているのですが、やはり私としては女性版をお薦めします。ここのところ聴いているのはちょっと古い録音ですが、オペラ歌手としても活躍していたフランス人歌手、マディ・メスプレの歌唱、チッコリーニのピアノ伴奏盤です。マディ・メスプレは華やかな声質の中にリリックな優しさをも感じられます。

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