マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太、もう少しの我慢! クラ与太 ジョリヴェ トランペットのためのコンチェルティーノ

優太、昨日気管支炎の再診察。
大事をとってもう少し投薬を続けることになった。
医師の指示で無理はしないようにとのこと。
で、散歩も控えめにして帰ってきた。
帰宅後、
暖房の部屋に入ったら、ちょっとだけ咳き込んだ。
散歩が無理だったのか?
部屋の乾燥の問題か?
「優太大丈夫か?」



「無理しないように、
大事をとってボール遊びなしね。
ちょっと、大人しくしてね。」
「加湿運転にしておくね。」


「優太お留守番大丈夫だよね。」


今日はバーバも早く帰るので、
優太とまったりしようかな。


今日のクラ与太は、
アンドレ・ジョリヴェ トランペットのためのコンチェルティーノ


日本音楽コンクールの模様がNHK放映されていた。今年の管楽器部門はトランペットとクラリネット。クラリネットは本線でもリサイタル形式であったので、協奏曲はトランペットだけであった。毎年募集されるヴァイオリンやピアノと違って、管楽器部門は数年おきになるだけに参加者のコンクールにかける意気込みに大きな違いがあるように感じられた。課題曲はこのジョリヴェのコンチャルティーノとバロックの名曲、テレマンのニ長調の協奏曲。技術的にはジョリヴェのほうが遥かに難しさがあるが、さすがファイナリスト、軽々と吹ききっているし演奏としても面白く、1位守山未央、2位鶴田麻記ともジュリヴェを選択していた。
この曲はジョリヴェが43歳の1948年作曲され、ヴァレーズなどの先鋭的な作曲家に指導を受けただけに当時としては前衛的な作品とされていて物議を醸したようだが、今聴いているとジャズ的な要素も強く、また全音音階てきなあつかいもあって日本人にとっては日本民謡のように聴こえるフレーズもあって親しみやすいのりの良い作品となっている。最初はピアノとトランペットのための作品として書かれたが、弦楽合奏を加えて現在の形となった。ピアノの和声連打で開始される単一楽章の作品だが、実質的には急~緩~急の3つの部分からなっている。演奏時間は10分ちょっとの短い作品だが、聴き終わった後に高揚感半端ではない。ジョリヴェは来日した際、自由時間のほとんどをパチンコ三昧として過ごしたいう逸話が伝えられている。この曲はまるでフィーヴァー後の感覚に近いのかも知れない。なお、ジョリヴェは1974年69歳の時12月にインフルエンザでなくなっている。ぜひ風邪は万病の元、注意したいものである。
お勧めの一枚は、録音は古いですが、御大モーリス・アンドレ、ピアノがフランスの名手アニー・ダルコ、作曲者自身の指揮でコンセール・ラムール管弦楽団。定盤です


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