マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太クリスマスどうしようね? クラ与太 クリスマスにお薦めの1曲第1弾 コレッリ クリスマス協奏曲

師走
このところジージもバーバも仕事が忙しいし、
夜は夜で忘年会続き。
しかも「年末・年始の交通安全運動」でジージは広報とか立哨とか、
優太とのお散歩の時間もなかなか取れない。


優太一家。子供ない夫婦にとって時候のイベントとは無縁が続いていた。
でも今年から優太と一緒だから何か思いで作りしたい。
「優太、クリスマスになにしようかな?」



バーバは来週、優太のトリミングの間に
優太へのプレゼントを用意するらしい!
「優太、バーバからプレゼントがあるらしいぞ」



「優太ごちそうは何にしようねぇ」
そんな時、ついていたTVで、優太地方では有名なCM。
地場の調味料メーカーです。
「料理がふえるよ。レパ~鶏」「鶏三昧」 (YouTubeあり)
「そうだ、優太鶏好きだったよね。」


そんなわけで新企画?!
今日のクラ与太は、クリスマスに聴きたいクラシック第1弾
アルカンジェロ・コレッリ 合奏協奏曲 第8番 ト短調 作品8-6


一般にクリスマス協奏曲と呼ばれて親しまれているイタリアバロック期を代表する作曲家コレッリ(1653-1713)を代表する作品です。死後の1714年に出版された、「欠かすことのできない、コンチェルティーノの、ふたつのヴァイオリンとチェロと、取捨選択できるし、重複してもいい、コンチェルト・グロッソの、他のふたつのヴァイオリンとヴィオラと低音のための、コンチェルト・グロッソ集」という12曲からなる協奏曲集の第8番目の曲です。長いですよね。かいつまんで言うと独創的に弾ける(つまり技量間ある人)ヴァイオリン2人とチェロが1人と、伴奏とし、ヴィオリンが2パートとヴィオラが1パートと低音の出る楽器、通常はチェンバロなどの鍵盤楽器やオルガンや、コントラバスなど低音が出る楽器があれば、適宜演奏できる曲集です。独奏楽器とオーケストラという古典派以降の協奏曲とは書くと相違が大きいですが、聴く分には意外と違和感がないものです。曲には、「クリスマスの夜のために作られた」と書き込みがあり、終楽章(パストラーレ)は御随意にと指示されており、演奏しても省いていても良いと言われる楽章込みの6楽章から成り立っています。1楽章は全合奏による短い序奏の後にグラーヴェ、荘厳な音楽続きます。第2楽章は独奏のチェロが8分音符で動きその上を2つのヴァイリンが絡み合う躍動感ある音楽です。第3楽章はアレグロの速い中間部を主部のアダージョが美しい楽章、テンポ的には速いのですが第4楽章がサラバンド、第5楽章はガヴォットのリズムで書かれています。終楽章は最も長い3部形式。キリストが生まれた時に牧童が笛を吹いたと言う聖書の故事にちなんで、昔イタリアでクリスマスの朝に牧童がバグパイプでシチリア舞曲を吹く習慣があり、その情景を再現した音楽となります。演奏随意の意味はクリスマスの時には演奏してね。という事なのでしょうね。もっともこの部分が有名なので、もしコンサートのプログラムにこの曲があってカットしたりしたら一悶着ありそうですね。ジングルベルとか喧噪のあるクリスマスソングは苦手なは私には、3楽章と終楽章パストラーレで静かに過ごしたいものです。今年のクリスマス用に取り出したのは、
トレヴァー・ピノック指揮とチェンバロ、イングリッシュ・コンサートの演奏、1987年の録音です。澄んだ古楽器による演奏の良い面が顕れている好演奏です。

×

非ログインユーザーとして返信する