マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太、待っててくれてありがとう。クラ与太 チャイコフスキー「花のワルツ」

優太一家さすがに公私ともに忙しい。
ジージもバーバも忘年会。
バーバが出かける前に晩飯は食べさせ、
ケージにベットを用意していたから、
てっきり優太お休みかなと思ったら、
起きて待っていてくれた。
わけもなく嬉しかった。

嬉しいので、
冷蔵庫から缶ビールで一杯やろうとしたら
早く寝ようコール。
はい解ったよ。
「優太お休み。良い夢見てね。」



今日のクラ与太は、クリスマスに聴きたいクラシック第2弾
クリスマスイブの晩の夢の話。
P.I.チャイコフスキー 「くるみ割り人形」より「花のワルツ」


12月19日放送の「ららら・クラシック」でも取り上げられたので取り上げることにしました。クラ与太でも以前取り上げた「眠れる森の美女」が大成功を収めたため、マリンスキー劇場の支配人イワン・フセヴォロシスキーは、次作として、ドイツの詩人E.T.A.ホフマンの童話「くるみ割り人形とねずみの王様」を原作とするバレエの企画し、作曲をまたチャイコフスキーに依頼した作品です。バレエとしての1892年12月18日でした。初演は筋立てはデュマのフランス語の小説化したものをもとにマリウス・プティパに台本にしたために、ホフマン原作では、現実の話として王子様と結ばれることになるのですが、初演版のバレエでは夢から覚めると言う、「夢おち」となっています。そんなこともあってバレエとしての評判は必ずしも大成功とはならなかったようです。チャイコフスキーの音楽も最も多くの注文を抱えていた時期なので必ずしも十分な時間がとれないためシンプルなメロディが多用されています。「ららら・クラシック」でも紹介されていたように管弦楽曲の注文に間に合わないため、このバレエ音楽の完成している8曲から組曲版を作りの演奏会のプログラムとしました。そのさい曲のバランスを取るために、フィナーレに相応しい華やかにアレンジをしています。冒頭のハープは耳を惹きつけますし、最も知られているワルツの主題も、3音が下降するだけのこれ以上ない程の単純な旋律なのですが、そこを見事な装飾音と和声、楽器使いで非常に美しい音楽に仕上げていて音の魔法使いチャイコフスキーの面目躍如です。BGMとして聞き流しても心地よいですが、ちょっと耳を澄ますだけ、魅力的な音楽であると再認識できるのではないでしょうか。
お薦めの演奏は「眠りの森の美女」と同じく
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団 
チャイコフスキー・マジックを味わうには最適でしょう。

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