マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太散歩は恋の予感? クラ与太、年末年始に聴きたいラヴソング第1弾 マルティーニ 「愛の喜び」

最近優太、朝の目覚めが悪い。
しかも散歩しないと食欲が出ないらしい。
で、早めにカーテンを開けてやった。


「お散歩の支度するよ。」
ソファーの上にいると、
いつもは一騒ぎになる
ジャンパー着せるのも簡単だった。



この処のお散歩はチョコちゃんちに、
会いに行くことが多かったのですが、
今日はお散歩で知り合った
レッドの美人トイプーの家の前へ行ってみた
優太が家の前で啼いたら、
家の中からも可愛い声がふた声聞こえてきた。
これ以上居てもストーカー犬になるので、
今日はこれまでと退散してきた。



帰ったら、凄い食欲で
あっという間に完食。

優太、本当に満足顔


「明日の天気予報は雪なのだよ優太!」


今日のクラ与太は年末年始に聴きたいラヴソング第1弾です。
ジャン・ポール・マルティーニ作曲「愛の喜び(は)」


ジャン・ポール・エジート・マルティーニは1741年にドイツのフライシュタットに生まれ、フランスで活躍した作曲家です。11歳の時には神学校に通いながらオルガニストを勤めるなど早熟だったようで、フランス革命前年の1788年には宮廷の宗教音楽にかかわる宮廷楽長に就任した。革命による混乱から一時リヨンに避難したが、1796年にはパリ音楽院に職を得ているが、その後失職している。その後1814年には王政復古により再び宮廷楽長にし、「ルイ16世のためのレクイエム」を残している。多くの作品を書いたようだが、広く知られているのは最初フランス語で書かれ、イタリア語で歌われることが多い、歌曲「愛の喜び(Plasir d’Amour)」 ラヴソングとして結婚式にもよく使われています。「愛の喜びははかなく消えて、愛の苦しみは心に深く残る。」と言った歌い出しで始まり、シルビアという名前まで出して、私の思いを見捨てて新しい恋人を選んだ元カノへの恨み辛みを未練たらしく唄っています。以前私が友人の結婚式の司会を頼まれたときリクエストがあっても使わなかった曲の1つです。こだわりが強かったので「ローエングリン」やメンデルゾーンの「結婚行進曲」も使わなかったですが、それらはまた触れるかも知れませんが、ググって下さい。責任ある立場ではとても使用が出来ないことはわかるでしょう。使う曲がなくなって、生ピアノだったので、ず~とショパンのノクターン作品9-2を弾いてもらいました。その友人私のお節介の甲斐あって幸せな家庭生活を送っています。曲は今風言うとAメロ~Bメロ~Aメロ~サビ~Aメロ。AメロがBGMでよく使われる旋律ですね。でもサビがとても素晴らしい。ここがあることによって敢えて言えば芸術的、心に残る作品になります。この曲を聴くとシューベルトの連作歌曲集「冬の旅」から一番親しまれている「菩提樹」を思い出します。瓜二つの展開で形式的にきちんと書くことによってシンプルなメロディーからドラマを引き出す最良の例だと私は思っています。名歌手が多くの録音を残していますので、敢えて推薦盤はあげませんが、「You Tube」に現代最高のソプラノの1人アンジェラ・ゲオルギューのライブがあります。ピアノ伴奏でアンコールで歌ったもののようですが、これはタダですので是非お聴き下さい。
この曲は1961年にエルビス・プレスリー によってカバーされスタンダードナンバーになっています。紹介するまででもないくらい有名な「好きにならずにいられない(I Can’t Fallingin Love)」です。作詞はジョージ・デヴィド・ワイスです。  「賢明な人は言う、愚か者だけが慌てて恋に落ちる、でも僕は君を好きにならずにはいられない」男気一杯のラヴソングですね。こちらは、Aメロ~Bメロ~Aメロ~Bメロ~Aメロ~コーダ。こちらはBメロがずしんと心に来ますね。「河が紛うことなく海に注ぐように、愛する人よ、ものごとはそういう風に運ぶものだよ」 孫カヴァーは多種多様でも、ここはミスター・ロックで聴き直してください。ライブではこの曲で最後を締めくくっていたようで代名詞的存在ですね。原曲でゲオルギューを紹介したので、その相方も唄っていたアンドレア・ボチェッリのが「好きにならずにいられない」を「You Tube」で聴いてみて下さい。何となく格調があり原曲の面影を感じます。

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