マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太、白鳥に会いに行く。クラ与太 シベリウス 交響詩「トゥオネラの白鳥」

ジージとバーバが揃って休み月曜日
寒いのですが、優太はちょっとだけお出かけです。
車で待っています。

 

10分たらずのドライブでやってきました。
伊達市梁川の「五十沢水辺の小楽校」
近所の子供から大人まで清掃して阿武隈川をキレイにしています。
白鳥の飛来地。鳥インフルエンザ騒ぎの前は餌づけもしていて
沢山の白鳥さんがいました。
いまでも姿を見かけることが出来ます。

優太を見つけると
近寄ってきてくれました。

優太が珍しいのか
つぎつぎとやってきました。


でも優太は怖がって
バーバに抱っこされてブルブルとびびってイマした。
弱虫なのかな?


白鳥を描いた曲というとチャコフスキーのバレエ「白鳥の湖」やサンサーンスの「動物の謝肉祭」の「白鳥」が有名ですが、寒さの中で佇む白鳥の姿を神秘的に描いたフィンランドのシベリウスの「トゥオネラの白鳥」が私にはもっとしっくりくるように感じられます。
クラ与太
ヤン・シベリウス 交響詩「トゥオネラの白鳥」作品22の3


シベリウスが1893年に作曲されたされる4曲からなら「レンミンカイネン組曲」の第2曲。フィンランドの叙事詩「カレワラ」の第16章でヴァイナモイネンが呪文を求めて黄泉の国であるトゥオネラへ赴くものの逃げ帰って来るという逸話に基づいた作品。当初はオペラとして構想されたが、バイロイトでワーグナーの作品に接して、自分の音楽特性はオペラに向かない思い管弦楽作品として完成した曲。当初はオペラの前奏曲として構想され他の曲に先立って作曲された。物語の筋を描かずに黄泉の国の川を漂う白鳥の情景を描いている。暗く神秘的な曲調でありながらシンプルで解りやすい事もありシベリウスの数ある交響詩の中でもフィンランディアに次いで人気のある作品となっている。日本初演時には「黄泉の白鳥」と言う名で紹介されいる。当初は物語の順に組曲の3曲目に置かれていたが、後に演奏効果を考えて2番目で演奏されるようになっている。
曲はAndante molto sostenuto 4/9拍子 透明で沈鬱な序奏に続いて、イングリッシュ・ホルンのほの暗いモティーフが吹かれ、それを弦楽合奏が呼応して静かに曲は進行していく。見も凍る凍てついた空気。ほの暗い明かりのもと白鳥の白さが水面に漂う。私はふと若山牧水の「白鳥(しらとり)はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよう」を思い浮かべてしまいます。チェロ独奏による高音にのぼっているモチーフと絡み合い悲壮感寂寥感が深まっています。やがて最後の一声のように叫び、静寂で閉じられます。
今回のチョイスは、コリン・ディビス指揮ロンドン交響楽団。2000年録音。 透明感ある手堅い演奏です。YouTubeはユージン・オーマンディ指揮フィラディルフィア管弦楽団の演奏です。弦楽合奏のシルクのような音色は抜群です。


トゥオネラの白鳥  シベリウス

優太、ブ~ブ~します。クラ与太 モーツァルト ヴィオリン協奏曲第5番


バーバの腹痛の件多くの励まし頂きまして
ありがとうございました。
バーバも痛みも治まり仕事へ
ジージも仕事始めから仕事へ。
なんと本業の運転の他に
利用者さんへの新年会の隠し芸で
野球拳とかなれないことをして
お疲れです。
やった休みですが、なかなか起きてきません。
優太は起きて待ってます。

やっと起きてきました。
お散歩に行きたそうです。

ジージなかなか
お出かけしません。
お疲れモードです。

優太待たされて
怒っています。
鼻の穴が拡がっていますね。
ブ~ブ~ぶ~ちゃんみたいですね。

ジージのようにお疲れの時に元気がでる優しい音楽を紹介します。ぶ~ブ~優太も多少は機嫌が戻るような曲です。
クラ与太
W.A.モーツァルト ヴァイオリン協奏曲K.219

モーツァルトが19歳の1775年に、生地のザブツブルグでザルツブルグ宮廷楽団のヴァイオリニストであったブルネッティのために書いた5曲のヴァイオリンのための協奏曲の最後の作品で演奏時間も30分ほどで最も長く、「トルコ行進曲付き」とのニックネームでモーツァルトの代名詞的人気曲で同じイ長調のピアノソナタ11番K331「トルコ風」とのニックネームもあって人気もあり魅力的な内容豊かな曲です。当時流行していたトルコ趣味の音楽でピアノソナタに8年も前に取り入れています。この作品の後は、この曲の2楽章はブルネッティが気に入らなかったためにのた書き直したアダージョ4/4拍子と2曲ロンド以外はヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲は残していません。しかしこのブルネッティの書き直したヴァージョンでは現在ほとんど録音されることはないようです。
第1楽章 Allegro apreto  イ長調 4/4拍子 協奏曲的ソナタ形式 序奏の後明るく軽やかな主題、弦楽合奏で登場した後、独奏ヴィオリンが華麗に奏でていく元気を貰える楽しい音楽、短調交えたメロディアスな部分を挟みながら、喜々として快活に進められている。思わず笑顔になれる曲調。 第2楽章 Adagio ホ長調 2/4拍子 ソナタ形式 静かに柔らかなハーモニーに包まれるように穏やかに進められる。独奏ヴァイリンが澄んで心地よい旋律を管弦楽と一体化して奏でる。癒しの音楽。この曲の白眉ですが独奏ヴァイオリンが目立つことが少ないためにブルネッティは不満を持ったのかも知れません。第3楽章 Tenpo di Minuetto  イ長調 3/4拍子 心地よく快適なメヌエットがロンド。ふと心の琴線に触れる軽やかなフェザー。情熱的快活部分を挟み始まりメヌエットのテーマが戻ってきます。続いてこの曲の名前の基になってイ短調2/4拍子のエキゾティックな行進曲旋律がオーボエで顕れ、弦楽器で盛りあがってきます。やがて弦楽器が弦を弓の裏側で勢いよく叩くコル・レーニョは印象に残ります。カデンツァを挟んで冒頭のメヌエットのテーマを謳歌するように唱い曲は締めくくられます。
今回私のチョイスはギドン・クレーメルのヴァイオリンの昨年亡くなった古楽奏法の先駆者でもあった学究肌のニコラス・アーノンクールの指揮ウィーンフィルハーモニーによる1987年の録音をお奨めします。個性的な演奏家の組み合わせで決して所謂モーツァルトらしさの味わえる演奏ではありませんが、モーツァルトが曲に込めた意図が手に取るようにわかると私には思える演奏です。YouTubeでまずお聴き下さい。


モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219 《トルコ風》 クレーメル / アーノンクール / ウィーン・フィル


優太、正月いろいろありまちた!クラ与太 ショパン バラード4番ヘ短調


明けましておめでとうございます。
優太も元気に2歳になりました。
いつも応援いただきまして
ありがとうございます。

2歳になって少しは
優太大人になったようで
お座りもキチンと格好良く
出来ます。

ジージとバーバが
アントラーズの優勝を確認してから
お出かけしまちた。


帰ってきました。
何かあるのかな?

どうやら
優太の好物の
チキンのようです。ソテイですね。

バーバご色々準備しています。
大人の優太はしっかりまってますよ。

これから優太の誕生日パーティと言う時
バーバに異変が突然の腹痛です。
ジージが慌てて119に電話して
当番の拠点病院を紹介してもらい
救急外来に行ってきました。
憩室炎という腸の病気でした。
特に重篤な病気ではなく一安心。
痛み止めを処方されてバーバも元気に帰ってきました。
それまで優太立派にお留守番&マテしてまいたよ。
翌日もバーバとジージは病院に、
待合室のテレビで箱根駅伝みていたら
突然ジージが(八巻)雄飛(ゆうと)くんだと大声だして
周りから睨まれていました。
ジージ町内一周駅伝を走った時に同じ区間を走ったようです。その区間中学かシニアの区間だったらしいのですが、
雄飛君は区間2位ジージはブービィだったので
暫くは自慢話しをきかされそうですね。
なまえも読みはゆうたと一字違い。頑張れです。
バーバもお陰様で小康状態です。
優太一家バタバタした年明けでした。
今年もよろしくお願いします。


音楽史に名を連ねる大作曲家、その中でも最も創作の頂点の時期と言われる作品は格別の味わい深いものがあります。今日のクラ与太はそんな格別な作品を取り上げます。
F.ショパン バラード第4番ヘ短調 作品52


ショパンが32歳の1842年に書いたバラードで、彼のバラードでは最後の作品。ジョルジョ・サンドとの関係が良好で、夏は彼女の成果のノアン城で過ごしている。ちなみに次の作品53は「英雄ポロネーズ」の渾名で呼ばれるポロネーズ変イ長調6番、その次の作品54はスケルツォ第4番変ホ長調と彼の完成度が高く創作力の頂点を迎えていた時期に書かれた作品と言えます。
ハ長調の楚々とした助奏。淡々としてブラームスの晩年の作品をも思わせるような雰囲気で始まります。光が差し色彩感をまし、ショパンらしい華やかさと憂いを感じさせるテーマがアンダンテで唱われます。華麗に時にダイナミックに哀切を込めて展開されていきます。ショパンを聴く醍醐味が存分に味わえます。安らぎと暖かさを感じさせるコラール風の第2テーマ。リリカルにある時は煌めくように展開されていきます。華麗なカデンツァを後最初のテーマがニ短調で再現されます。ふたつのテーマが織りなす音楽はまるでショパンとサンドの華麗なドラマのように私には感じられます。幼なじみのマリア・ヴォジンスカとの失恋の傷心のショパンが、伯爵夫人マリー・ダグーのパリのサロンで華麗な恋愛遍歴の持ち主サンドの出会いが生んだ作品なのでしょう。二人は別れていく運命なのですが、珠玉の作品は聴き手の心に感動を与え続けています。曲は華麗なクライマックスで締めくくられます。
今回私のチョイスは2つ1987年録音のクリスティアン・ツィマーマンとエフゲニー・キーシンの1998年のエフゲニー・キーシン。ツィマーマンはダイナミックで押しも押されもしない大評判。私も推薦です。キーシンは何か物足りなさを感じるかもしれませんが、非常に誠実で2つのテーマの描き分けが見事でこの曲の肝であるドラマの筋立てが解りやすくお奨めしておきます。YouTubeはクリスティャン・ツィマーマンの卓越した演奏をお楽しみ下さい。


Krystian Zimerman - Chopin - Ballade No. 4 in F minor, Op. 52