マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

スッキリしたい。


ここ二日ほど過ごしやすかった優太地方。また猛暑日近い暑さが戻ってきました。
トリミングの予約が混んでいてなかなか取れなかった優太君。
でもお待たせいたしました。明日です。でもいつものトリマーさんじゃないみたい。
どんな出来か?楽しみ楽しみ。


皆さんスッキリしたい時、どんな曲を聴きますか?
私のダントツのお薦めは、ヨハン・シュトラウスⅡ世 作品332 ポルカ「ハンガリー万歳!」
ローリン・マゼールなどもニューイヤーコンサートで取り上げられお馴染みの曲でしょう。
曲の成立の過程はプロシャとオーストリアの戦争とかハンガリーの自治権拡大とかスッキリと言うよりはもやもやも多いのですが、曲調はマジャールパッションに満ちあふれ、一気呵成に進め。
すかっとすること請け合いです。
録音的にお薦めは、
ハンガリー出身のフィレンツェ・フリッチャイ指揮 ベルリン放送交響楽団 録音1961年
もの凄いエネルギッシュな演奏です。でもこの演奏時、フリッチャイは病魔に蝕まれて満身創痍。
その精神力に感動を禁じ得ません。結構海賊盤あるようですが、音質的にもDG盤をどうぞ。

似てる、似てる、似てる


昨日はかみさんが早シフト、私が帰宅した時点では優太たっぷり遊んでもらったようで、
やばい程のハイテンション。好物の枝豆で静めようにも逆効果。
無視してみると、始まりましたガジガジ。マルプーブログ村では結構目にしますが、
優太もなかなかのものです。そう遠くない時期にコレクションを公開できそうです。
マルプーみな似てることをするもんなのですね。
だからブログで交流できるのは本当に感謝。


そんなわけであまりCD鑑賞の時間あまり時間が取れないけど、ナイトキャップ代わりに
夜想曲でもと、ジャン=フィリップ・コラールによる
ガブリエル・フォーレの夜想曲から有名どころの4番変ホ長調と6番変ニ長調を、
耳に優しい音楽を楽しんでいると、おやあれれ・・・
4番てショパンの夜想曲の代名詞、作品9の2と醸し出す雰囲気が・・・。
6番は同じくショパンの夜想曲の極地、作品27の2とやはり同趣向。
これは確認しなくてはと、手元にあったマリア・ジョアン・ピリスの録音取り出し、
ライナーを見ながら聴き比べてみました。メロディーは違うのだがやっぱり似ている。
スケールが同じで、夜想曲という同ジャンル。
当時パリのサロンでもてはやされていた訳だからかな。
でもそれ以上に似ている。
フォーレが先輩ショパンをリスペクトして参考にでもして作曲したのだろうか?
気になってネット検索しても、フォーレがショパンに影響を受けたと言う解説はあるが
トラブルになったとか問題になったとかという記述は発見出来なかった。
夜想曲の祖、フィールズに同趣向の曲はあるのだろうか気になった。


最近オリンピックのロゴ・デザインの類似が話題になっている。
悪意ある盗作は論外だが、似ている作品が問題になるのは、作品同士の立ち位置の問題だと思っている。錯誤の誤謬によって影響をあたえるか、あるいは他者の権利を侵害するかが問題の根幹。
ショパンとフォーレの夜想曲ではジャンルとしての相乗効果が得られているというのが私の結論。






優太の好きなクラシック。

夕べはかみさんが女子会だったので、
優太とまったり食事し、枝豆三昧を楽しみ。
書斎に移動してクラシック鑑賞しました。
まずは定番「子犬のワルツ」
喜んで踊り出してあわよくば真央ちゃんばりのトールマンスピンを
と期待したのですが、ず~とふせのまま聴かないふり。
ショパンをあれこれかけても同じ調子。


ではオーケストラものでは、私のお薦めユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団
による「くるみ割り人形」抜粋。
小序曲が始まるやお座り状態で聴き入っていました。
花のワルツではお得意の首振りをはじめて、
最後のワルツと大団円では立ち上がって、スタンディングオベーション。
さすがオーマンディは犬をも満足させるのです。
じゃ~アンコールお答えして、K指揮Bフィルの「花のワルツ」
喜ぶかと思いきや欠伸をはじめました。
多分、飼い主の趣味に似ているのでしょうか?