優太と呼ばれてはや1年。 クラ与太 バッハ 前奏曲とフーガ BWV846
1年前の今日(2月26日)
優太ははじめて「優太」と呼ばれました。
優太になって1年です。
契約書を書いて、福沢さんにさよならして、
はじめて優太と呼びました。
帰りがけ、スッタフさんに抱っこされていた優太に
「優太、迎えに来るからね」と言ったら、
「くぅ~」と答えてくれました。
今朝もお散歩楽しんで来ました。
お散歩がんばったご褒美に
イヌビスあげました。
「じゃそろそろお仕事へ行ってくるよ」
毎日の事ですが、
出かけるときには
本当に可愛い顔します。
親ばか!
後ろ髪引かれる気持ちで
出かけます。
いつもと同じ一日です。
今日のクラ与太は時の営みを感じる曲第1弾、
J.S.バッハ 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV846
こう書かれてどの曲だとピンとくる人は真面目にピアノをやった人あるいはある程度以上のクラオタと言えるかも知れませんね。J.S.バッハ作曲、平均率クラヴィア曲集第1巻より第1曲前奏曲とフーガ ハ長調 BWV846と書くのがこの曲を正確に特定する記述方なのでしょうか?こう書けばそうか?と解る方は多いでしょうね。1722年に大バッハによって編纂された曲集の1番目に出てくる曲です。楽譜の表紙の記載は「平均律クラヴィア曲集すなわち前奏曲とフーガ(頓走曲) 全ての全音と半音を通して長三度すなわちド、レ、ミとレ、ミ、ファの三度を含めて学習熱心な若い音楽の卵の教材となり向上をもたらし、熟達した演奏家の音楽の楽しみに供するための ヨハン・セバスティアン・バッハ ケーテン宮廷楽長 構想、作曲の曲集 1722年」このままPOPとなりそうです。平均律その他に関しては2巻も含めて取り上げる時際にでも触れることにしますが、しいて言えば「調律のきちんとしたどの鍵盤からでもキチンとした音階が弾ける楽器のための作品集で初心者からベテランまでレベルにあわせて楽しめますよ」とでも今は述べておきます。ただ平均律を突き詰めていくと物理学の問題となり宇宙世界の成り立ちにまで行き着きます。不思議とこの曲、時の流れシンクロしていると感じるのも壮大な構想の序章だからなのかも知れません。この曲ある時期目覚ましの音楽にしていて、前奏曲の部分でうっすらと目覚め、フーガの部分で起き出す。このルーティンで健やかな1日が始められます。
この一番はフランスの作曲家グノーのアヴェ・マリアの伴奏として前奏曲が使われていることからも知られており、誰でも一度は耳にした曲の代表でもあります。演奏としてはロマティックで美しいリヒテル。私がすり切れるまで目覚まし時計代わりに使ったデジタル感のあるグールドの2盤が素晴らしいですが。ナチュラルな響きでシンプルな演奏が魅力の、ハンガリー出身のピアニストアンドラーシュ・シフの1984年録音盤をまず聴いてみてください。素の魅力が感じられると思っています。