マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太、あの日がまたやってくるよ。クラ与太 ニールセン「パンとシリンクス」

優太地方、穏やかな朝を迎えました。

早く目覚めた優太はお散歩に行きたいモードです。

 

チョコちゃんはさらに早起きだったようで、

出会った時は帰り足でした。

でも、チョコちゃんあえただけで

優太は嬉しかったようです。

優太にチョコちゃんが教えていました。

お散歩できるのは幸せなんだよ!と

 

チョコちゃんが優太に言ったのはこのことです!

チョコちゃんはあの震災と放射能汚染の体験犬なのです。

お散歩先にはこの表示板出ています。

本日の空間放射線量 0.13μSv/h 

年間被爆量に換算するとほぼ1ミリシーベルト!

あのM環境大臣が根拠がないと言った

除線目標値とピッタリ同じ。

自動で測定できるモニタリングポストも

結構設置されていますが、

カバーできない部分は

市の放射能対策課の方が巡回測定して

安全を確認してくれています。

 

散歩から帰ると

ジージの出勤の時間です。

窓際でず~っと見送ってくれる

はずです。

 

 

今日のクラ与太は
カール・ニールセン作曲

 交響詩「パンとシリンクス」作品49 FS.8


旧クローネ紙幣にも肖像が印刷されていたデンマークを代表する作曲家ニールセンが53歳の1918年に書いた交響詩。題材は既にクラ与太で取り上げたドビュッシーのフルート小曲「シリンクス」と同じ「美しいニンフ(精霊)シリンクスは牧羊神パンに片思いされストーキングされる。パンから逃れようとして、水の精に頼んで葦に姿を変える。それでもシリンクスへの想いをあきらめることが出来ないパンは葦で笛を作り奏でた。」というギリシャ神話に基づいて書かれています。ニールセンの音楽の特徴に打楽器の効果的な使用がまず目につきます。交響曲5番の小太鼓のアドリブ風のソロは有名ですが、この「パンとシリンクス」小太鼓だけでなく、シンバル、トライアングルやチェレスタなど打楽器が非常に効果的に使われています。この辺は彼が貧しかった少年期に軍楽隊に所属していた事とも関連があります。管楽器が非常に効果的に使われ、吹奏楽的な広がりを感じる透明感のあるハーモニーに惹きつけられます。怪しげでエキゾチックな旋律がチェロで現れ、やがて木管楽器に移り、シンバルで魅惑的に彩られます。牧歌的でやや寒色系の色彩感がやはり北欧の作曲作品だと認識できます。
今回の私のチョイスはCDダグラス・ボストック指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団。東京佼成ウィンド・オーケストラの常任指揮者としても吹奏楽ファンを中心に日本でも馴染みのあるボストックによるニールセンの生誕150年記念のボックスの1枚です。吹奏楽を振っているだけに打楽器と管楽器間のバランスがよく心地よく響くのも魅力的です。

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