マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太、お散歩に出たけれど クラ与太 シューベルト セレナード

このところ
天候不順の優太地方。
散歩もままならない
で今朝雨があがったので
散歩決行!
足、腹がビチャビチャで

早めにご帰還!
暴れながらも足あらい
タオルで乾かすしたけど


足の先が乾いてなくて
足スマート見えるんですけど!
そのままじゃいやですか?

ドライヤーかけてやったら
ボール見つけたようで
遊んで欲しいようです。

ボールを見てないふりして
実はボールの気配を感じてます。

ボール遊びのご褒美
ちょっとだけあげたら
残りのありかを
臭覚でロックオンしたようです。

なんとしても
残りのウマウマ欲しくて
必死の目線を送ってます。

でも、残念~っ!
タイムアップです。
ジージもバーバも
休日出勤。
それでもジーっと
視線を送っているようですね。


残暑も和らいできて、人恋しい季節が訪れましたね。そんな愛しい人のために歌う定番曲をクラ与太でご紹介します。
フランツ・シューベルト
 「セレナーデ」 歌曲集「白鳥の歌」D957より


音楽室の黒板の上に張られていた年表のシューベルトには、「未完成」交響曲と並んで歌曲王として三大歌曲集として、「美しき水車小屋の娘」「冬の旅」と並んで「白鳥の歌」と紹介されていたはずです。前の2作は同じドイツの詩人ヴィルヘルム・ミュラーの連作詩集に基づいて作曲された最初から纏まった作品ですが、「白鳥の歌」はレルシュターブ、ハイネ、サイドルの3人の詩人よる別々の完成していた遺作を作曲家の死後1829年の4月に出版商トビアス・ハスリンガーが発表する際に纏められた14曲の曲集です。ハイネの6曲によるものが曲・詞ともに優れているとされます。これは「シューベルティアーデ」シューベルトの友人たちによる私的な演奏会のメンバーによる読書会でハイネの1826年出版されて「歌の本」を取り上げ、1828年1月にふれ作曲家自信が感銘を受け、同年8月まで6曲を完成。これだけで出版を試みたが何らかの事情でサスペンド状態で放置されたいた曲である。これはハイネとの出版許可が得られなかったことが考えられ、ハイネ自身は後年になってこの曲の存在を知ったという記録もある。サイドルはシューベルトの仲間内。この1曲はもしかすると数合わせのための1曲という説もある。と言うのは「セレナード」を含む7曲のルートヴィッヒ・レルシュターブによつ作品。本来は8曲の詩集で、レルシューブがベートーヴェンに作曲を依頼したが、健康上の理由もあり作曲されることがなく弟子のアンドン・シンドラーがシューベルトに作曲を依頼、7曲は完成。しかし「いきる勇気」は未完のまま残された。補筆されD937として知られている。出版に際し兄のフェルディナンドの発案で現在の形なった思われます。
この作詞者のレルシュターブはドイツの音楽評論家、詩人、ベートーヴェンのピアノソナタが「月光」と呼ばれる切欠となった「スイスのルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のように」と評したように極めてロマン主義的な感性の持ち主で、極めて民族主義・国家主義的な志向の持ち主でそのことに違和感をシューベルト感じたため未完・そのままに放置したの説もあります。
シューベルトは他にもセレナードを作曲していますが、一番親しまれているのが、この曲集の4番目が「セレナード」ニ短調 4分の3拍子 マンドリンを模したスタッカートの伴奏にのって漂うように恋人への思いが切々と歌われます。日本では堀内敬三さの訳詞で歌われることも多いようですね。歌詞を載せておきます。


密やかに闇をぬう我が調べ
静けさは果てもなし来よや君


ささやく木の間をもる月影もる月影
ひとめもとどかじ たゆたいそ たよたいそ


君聞くや音にむせぶ夜の鳥
我が胸の秘め事を そは歌いつ


なく音に込めつや 愛の悩み愛の悩み
わりなき思いの かの一節かの一節


深き思いをば君知る わが心 さわげり
待てるわれに出て来よ君 出で来よ



今回私のチョイスは定盤、フィッシャー=ディスカウのバリトン。ジェラルド・ムーアのピアノ伴奏を挙げておきます。1972年録音が私の刷り込みの一枚です。YouTubeもディスカウです。ピアノ伴奏はクラウス・ビリングです.。23歳の1948年録音ですの声も表現も若々しいですね。定盤は47歳味わい深いですね。やはり心に響くのは酸いも甘いも経験がものを言うようです。

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