マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太、フード対策第1弾 クラ与太 ドヴォルザークチェロ協奏曲

優太地方、朝虹が出ました。
寒気が入ってくると時雨れます
散歩中に優太と私
はずぶ濡れに

ひとりでぬれた優太を乾かすのはかなりしんどい。
とりあえず目的外使用だがあれを使おう。
優太にぴったりサイズだし?!

あんのじょう。簡単にタオルでふけた。
優太スッキリ。
でもこれはフードとかを湿気らないようにするための
通気性と収納性を期待して
IKEAで購入したワゴン。

デザインも良さそうだし!
優太も簡単に乾いたのだから効果ありそう。
後はキッチン周りかたづけないと。
チャック付き袋も試してみます。

優太をおろしてやるのを忘れて出勤するところでした。
そう優太は高所恐怖症でした!


今日ののクラ与太は、
A.ドヴォルザーク チェロ協奏曲 ロ短調 作品104


正直この曲はクラ与太にまだ取り上げたくなかった。それ程に大切にしたい曲です。ただ良い曲をあえて紹介しないのでは、何のためにブログ書いているのかととも思ったのと、たまたまきっかけがあったので第1弾として取り上げてみます。
そのきっかけというのはテレ朝「題名のない音楽会」で宮田大さんが演奏を聴いて?と思ったことです。宮田さんと言うと女子高校をご卒業された男子として最もよく知られている。な訳ないか、チェロのコンクールの最高峰、ロストロ・ポーヴィッチコンクールのウィナーとして現代日本のチェリストの若手トップ奏者です。番組では彼が沼尻竜典指揮日本フィルとこの曲の3楽章のハイライトを取り上げていたのですが、指揮者沼尻氏とではなくコンミス(当日の日フィルは江口有香さんがトップでヴィオリンを弾いていました)とアイコンタクトしながら演奏していたことです。沼尻さんも結局宮田さんの意向で演奏するオーケストラのペースに従っていたように見受けられました。この協奏曲実演ばかりではなく録音でも指揮者の意向ではなく、ソリストの意向によって演奏されることの多い作品だと思われます。代表盤とされるロストロ・ポーヴィッチとカラヤン・ベルリンフィルやデュプレと夫君のバレンボイム・シカゴ交響楽団の録音でもソリストと指揮者が齟齬があり結局独奏者ペースになっているように思われます。それだけチェリストに思い込みをもって演奏に臨む曲なのでしょう。
この曲は米国で教鞭を執っていた1894年に書かれており、母国ボヘミアの音楽とアメリカ・インディアンの音楽や黒人霊歌を融和された作品とされてきて、やはり「題名のない音楽会」で司会を務めていた芥川他寸志氏は、「史上類を見ない混血美人」とまで書いています。犬で言うとMIX犬「マルプー」?脱線しました。この話は作曲者本人はきっぱり否定しています。ただだからといって子供のこの親しんだ地元の音楽や、新天地で耳にして感銘した旋律からの影響を完全に否定できるはずはないと思うのです。
この曲の白眉は番組で取り上げられた3楽章以上に2楽章だと思っています。木管楽器から独奏チェロに引き継がれる主題も心に染みる素晴らしい旋律。そして中間部の短調、作曲者自身の歌曲「一人にして」は涙なしには私は聴くことが出来ません。この旋律3楽章でも使われ、宮田さんもコメントしている「最愛の女性に捧げたメロディ」なのですがこの件は次回にこの曲を取り上げた時に触れたいと思います。
とりあえず今回お勧めの盤は


ロストロ・ポーヴィッチ(チェロ)小澤征爾指揮ボストン交響楽団 録音1985年


この録音カラヤンとの録音とは違って、ロストロ・ポーヴィッチの意向にあわせて小澤さんが曲作りをしているだけにチェリストにとって会心のの演奏と自ら述べているように完成度が高く最初にこの曲に接するには最も適している盤だと思っています。
※この盤購入するとき国内盤は買わないでください。U氏のライナーノート読んでから聴くと先入観に囚われるかもしれません。私は決して反U氏ではありまぜん。悪しからず

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