マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太うちの子366日目 クラ与太 ベートーヴェン交響曲8番

優太、家の子366日目を迎えました。

穏やかな朝です。

お散歩出かけました。

団地の公園では

ハッちゃんとチョコちゃんとお遊びしました。

でも優太、チョコちゃんと仲良くすると

ハッちゃんがワンこらします。

きっとヤキモチ焼きなおでしょうね。

その後ははす向かいの

黒のラブラドール・レトリーバー

ラブちゃんと並んで散歩できました。

体重で10倍近くもある子と

仲良くできるなんて

大人になったものです。


帰ってお気に入りソファーでまったり。

おっさんか?

当は1年たったんだけど、今年は1日多いからね。

 

記念に何かしようか?

特別に美味しいものでも食べたいでしゅ。

今すぐにでも食べたい優太でした。

バーバ買って帰ってくるよ

 

今日のクラ与太は時の営みを感じる曲第3弾、

楽しく充実した時は短く感じます。

そんなことが事が音楽で解ります。
L.V.ベートーヴェン交響曲8番 ヘ長調 作品93

交響曲7番とほぼ平行して作曲され、1814年2月27日に2曲同時初演された交響曲。当日7番が大人気だったが、それ程には8番が好評ではなかったが作曲者自身は「聴衆がこの曲を理解できないのはこの曲があまりにも優れているからだ。」と述べた記録されている。このエピソードはこの作品の特徴を捉えていると思われる。現在でもベートーヴェン交響曲の9曲の中では一般的な人気は高いものではなく、演奏会で取り上げられることも録音も多い方ではない。しかしネットでググってみるとクラオタや一部の愛好家による最上級の賛辞が多くヒットします。何を隠そう私も「ベートーヴェンの交響曲で何番が好きですか?」と言われれば、「好きな曲ですよね」と断って、「8番です。」答えることにしています。そう答えると、クラオタならおおかた賛意を得られてきました。一言で言うならベートーヴェン音楽の魅力がコンパクトなこの交響曲に凝縮しています。
まず1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・コン・ブリオ ヘ長調 4分の3拍子 ソナタ形式。前置きなしに全奏で輝かしい主題で開始されます。この主題の気っぷの良さまさにベートーヴェンですね。第2主題は3度上のイ長調。ワルツ風で優雅で、長調同士ながら対比が見事です。展開部は短いですが、5番の1楽章に匹敵する厳しさと展開の妙を感じます。第3楽章 テンポ・ディ・メヌエット ヘ長調、素朴で躍動感のあるレントラー舞曲風な主部に対して、中間部は牧歌的な伸びやかさ、ホルンのテーマは絶品です。4楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ ヘ長調ロンド形式 A-B-A-A-B-A-C-A-Bとスピィーデー進行して、楽章の半分ほどの長さにまである長大なコーダで盛り上がります。時間的には短いのに大曲を聴いた後のような満足感が得られるのはこのコーダの長さによるマジックです。
2楽章 アレグレット スケルツァンド 4分の2拍子 変ロ長調 音楽室や家庭のピアノの上には必ずと言っていいほどあるメトロノームの原型を考案しベートーヴェンと親交のあったメルツェル氏に贈った「親愛なるメルツェル」と言うカノンのテーマの主題が使われています。スタッカートで木管楽器が快適に刻むメトロノームの音を模したリズムにのって、弦楽器が愛らしいテーマを唄います。快適に過ぎていく時の喜ばしさと儚さを感じる楽章です。愉しい時は短く感じるものです。
私のチョイスは アーノンクール指揮 ヨーロッパ室内管弦楽団 1990年録音盤です。いわゆるピリオド奏法の旗手として知られるアーノンクールですが、予断なく楽譜と接することこそ彼の演奏の真骨頂だと思われます。ベートーヴェンがこの曲に込めた術を実感できる事がなにより魅力です。

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