マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太夢であえたら!クラ与太 ブルッフ ロマンス ヘ長調

トイプーももちゃんと

会うようになってから

優太はすこぶる機嫌が良い

 

ノンビリと晩酌を楽しんでいると

優太遊んで欲しいと

ソファーの上から

こちらの様子を覗っている

 

適当に切り上げて

部屋に入っていくと

おりこうにも

伏せして待っていた。

 

どうも酒の肴にしていた

乾き物がほしかったようだ

優太にはドギーマーのチーズを

バーバがあげることにした。

 

何はなくとも

うまうまでしゅよ

 

うまうまもらったら

自分から率先して

ハウスイン

お休み優太

夢の中でももちゃんにあえるかな?

そんな優太にぴったりの曲があります。

 

クラ与太 ブルッフ 「ロマンス」ヘ長調 作品85
前回に引き続きブルッフの作品を取り上げます。ブルッフが類い希なるメロディーメーカーとご紹介しておきながら「エル・ニドライ」は自作の旋律による作品なので、ブルッフの旋律の美しさを堪能出来る出色の曲です。前作では本来チェロのための作品をヴィオラで演奏したものをご紹介しましたが、今回は最初からヴィオラとオーケストラのために書かれた曲です。ヴィオラは地味な楽器で、書かれた作品は少ないのですが暖かみのある心に染みる深い音色で素晴らしい曲が多いものです。このロマンスはパリで活躍していたヴィオラ奏者。モーリス・ヴューに献呈されています。ヴューはヴァイオリニストのティボー やピアニスト、コルトーとの共演も多く、一時代を築いたヴィオラ奏者で1980年からは3大ヴィオラ・コンクールのひとつモーリス・ヴュー国際ヴィオラ・コンクール開催されています。序奏に乗って穏やかで懐かしさも感じられる旋律が唱われます。やがて管弦楽に受け継がれると、独奏ヴィオラがより哀切に高まっていきます。やがて穏やかな木管楽器の音色に癒されていき静かにフェイドアウトして曲は閉じます。ほぼ10分弱のロマンチックな癒しの時間が持てます。
今回も私のチョイスはユーリ・バシュメットのヴィオラ。管弦楽はパーヴォ・ヤルヴィのお父さんネーメ・ヤルヴィの指揮ロンドン交響楽団の1996年録音です。本来フランス人ヴィオリストに書いた作品なので色彩感のある演奏もありなのでしょうが、水彩画に誓い淡い軽い薄い色彩で、決して強く感情移入することなく淡々と奏でる演奏こそこの曲の魅力を堪能できると思っています。

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