優太新たな出発? クラ与太 シューベルト 幻想曲D940
今朝も優太元気にお目覚めしました。
切り替えの早い優太です。
早くもお散歩へ行きたいそぶりです。
昨日の朝の散歩で黒いトイプーちゃんと
挨拶を交わしたからかもしれません。
ちょっとぐずぐずしていたら
本気で催促していました。
優太大人しく
服をきて出発します。
今日も黒のトイプーちゃんに会えるかな?
今日のクラ与太はシューベルトの伝記的映画のワンシーンを想起するような魅力的な作品です。
フランツ・シューベルト 幻想曲ヘ短調 D940
シューベルトは最後の年となった1828に多くの優れたピアノ作品を残している。ピアノ連弾(4手ピアノ曲)のための幻想曲ヘ短調作品103。連弾ということで最後の3つのソナタほどは話題とならないが、紛れもないの晩年傑作です。この曲を解説するとき音楽教師をしていたハンガリー貴族エステルハージ伯爵家の2人の娘の妹とカトリーネ嬢と1824年に叶わぬ恋心を抱いた話に触れられるのは、1828年にこの曲の発表時にカロリーネ嬢に献呈しているからである。この曲の魅力のひとつである魅力的な切ない主題はいかにも姉妹が連弾している姿を想起させる。多分1824年エステルハージ邸で思いついきずっと暖めてきた作品化されたのではないこと思います。初演は友人のフランツ・ラハナーとシューベルト自身の連弾によって私的行われた。
曲は単一楽章であるが、571小節にもあり、4つの部分として捉えることも出来る。
最初のAllegro molt moderato ヘ短調 四分の四拍子 ソナタ形式の提示部のような存在 Largo 嬰ヘ短調 四分の四拍子 テーマ展開されていくような美しい部分です。 Allegro vivace 嬰ヘ短調 四分の三拍子 トリオ付きのスケルツォ TenpoⅠヘ短調 四分の四拍子 ソナタの再現部で変奏曲でもあります。評論家の吉田秀和氏がこの曲を知らなければシューベルトのピアノ曲を知っているとは言えないと言うほどの惚れ込みようですが、冒頭のメロディなど初めて聴いたとしてもシューベルト音楽好きなら何となく馴染みがあるように感じるほどシューベルト音楽のエキスがたっぷりと含まれています。冒頭の旋律などもメロディの美しさだけでなく刻むリズムが切々こころに語りかける。虜になります。連弾曲としてはかなりの録音があり超大物の組み合わせによる名演名盤が多いのですが私のチョイスはフランス人美人ピアニスト、アンヌ・ケフレックとイギリス生まれでブレンダルの愛弟子でもありシューベルトを得意とするイモージェン・クーパーの演奏。1979年の録音です。二人とも30歳ちょと過ぎくらいの演奏なのでエステルハージ姉妹の演奏想起するのにもほぼピッタリです。