マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太のどアップ写真! クラ与太 ブラームス 弦楽4重奏曲第1番 ハ短調

優太地方、寒波も中休み。

雪も日陰以外解けました。

風もなく日差しもぽかぽか。

ロング散歩に出かけました。

優太団地は街はずれにあるので、

隣村までの田んぼの中のふるさと農道を

ノンビリ出かけました。

2km位行った辺りで、

チョコちゃんがお散歩中でした。

待っていてくれて、

帰りは2頭並んで帰ってきました。

仲良く帰れて成長ですね。

畦の緑も心なしか濃くなったような気がしました。

で帰ってから思いついて、

花とかを撮影するのにと

旧いマクロレンズを取り出してみました。

で撮りましたぞ

優太のどアップ。

でも何しろ旧いのでピント合わせも

遅いし、ピッタリとはいかない。

動く被写体には使えませんね。




今日のクラ与太は

 ブラームス 弦楽四重奏曲1番 ハ短調 作品51-1


ブラームスが40歳の1873年に次の2番イ短調作品51-2と一緒に発表された弦楽四重奏曲で弦楽四重奏曲は他に1876年に作曲された3番のみが残されています。しかし完璧主義者で事故批判的なブラームスだけに、この3曲の前には20曲もの廃棄された作品があることが解っています。またこの1番も8年も年月を掛けて完成に至っている事が解っています。完成されるまでに21年もかかったとして有名なのが、1876年に完成された彼の交響曲1番ですが実質最後の5年ぐらいで書かれたと言う記録があり、この弦楽四重奏曲1番とは期間が完全に重なっています。それ故に、同じハ短調であることや曲の構成にも非常に似通った傑作です。1楽章アレグロ、劇的で付点リズムやシンコペーションなどを駆使して情熱に満ちた曲になっています。2楽章 変イ長調 ロマンツェ.ポコ.アダージョ 美しい和声が耳に優しいロマンティックな緩叙楽章です。3楽章は通常はメヌエットやスケルツォなど舞曲が多いのですが、ここではヘ短調アレグレット・モルト・モデラート・エ・コモドの情動的なファンタジーがおかれています。このあたりもハ短調交響曲と同じですね。終楽章 ハ短調アレグロ、この楽章はハ長調で華やかな交響曲とは一見違うようですが、高揚感ある高まりは存外近い印象を私はもっています。ブラームスの室内楽の中では弦楽6重奏曲やクラリネット5重奏曲などのようなキャッチーな旋律がないこともあり地味な存在ですが、ブラームスらしさは満載で、構成も明晰でもっと知られて良い作品です。

お奨めの1枚は アルバン・ベルク弦楽四重奏団による1993年の録音。第1ヴァイオリンのギュンター・ピヒラーを始め腕達者が奏でるウィーン風の叙情あるアンサンブルでスケールが大きい音楽を築き上げています。深みのある古い演奏を好む向きがあるのは理解できますが、曲の魅力を堪能するにはこのアルバン・ベルク盤が一押しだと思っています。

×

非ログインユーザーとして返信する