優太のどアップ写真! クラ与太 ブラームス 弦楽4重奏曲第1番 ハ短調
優太地方、寒波も中休み。
雪も日陰以外解けました。
風もなく日差しもぽかぽか。
ロング散歩に出かけました。
優太団地は街はずれにあるので、
隣村までの田んぼの中のふるさと農道を
ノンビリ出かけました。
2km位行った辺りで、
チョコちゃんがお散歩中でした。
待っていてくれて、
帰りは2頭並んで帰ってきました。
仲良く帰れて成長ですね。
畦の緑も心なしか濃くなったような気がしました。
で帰ってから思いついて、
花とかを撮影するのにと
旧いマクロレンズを取り出してみました。
で撮りましたぞ
優太のどアップ。
でも何しろ旧いのでピント合わせも
遅いし、ピッタリとはいかない。
動く被写体には使えませんね。
今日のクラ与太は
ブラームス 弦楽四重奏曲1番 ハ短調 作品51-1
ブラームスが40歳の1873年に次の2番イ短調作品51-2と一緒に発表された弦楽四重奏曲で弦楽四重奏曲は他に1876年に作曲された3番のみが残されています。しかし完璧主義者で事故批判的なブラームスだけに、この3曲の前には20曲もの廃棄された作品があることが解っています。またこの1番も8年も年月を掛けて完成に至っている事が解っています。完成されるまでに21年もかかったとして有名なのが、1876年に完成された彼の交響曲1番ですが実質最後の5年ぐらいで書かれたと言う記録があり、この弦楽四重奏曲1番とは期間が完全に重なっています。それ故に、同じハ短調であることや曲の構成にも非常に似通った傑作です。1楽章アレグロ、劇的で付点リズムやシンコペーションなどを駆使して情熱に満ちた曲になっています。2楽章 変イ長調 ロマンツェ.ポコ.アダージョ 美しい和声が耳に優しいロマンティックな緩叙楽章です。3楽章は通常はメヌエットやスケルツォなど舞曲が多いのですが、ここではヘ短調アレグレット・モルト・モデラート・エ・コモドの情動的なファンタジーがおかれています。このあたりもハ短調交響曲と同じですね。終楽章 ハ短調アレグロ、この楽章はハ長調で華やかな交響曲とは一見違うようですが、高揚感ある高まりは存外近い印象を私はもっています。ブラームスの室内楽の中では弦楽6重奏曲やクラリネット5重奏曲などのようなキャッチーな旋律がないこともあり地味な存在ですが、ブラームスらしさは満載で、構成も明晰でもっと知られて良い作品です。
お奨めの1枚は アルバン・ベルク弦楽四重奏団による1993年の録音。第1ヴァイオリンのギュンター・ピヒラーを始め腕達者が奏でるウィーン風の叙情あるアンサンブルでスケールが大きい音楽を築き上げています。深みのある古い演奏を好む向きがあるのは理解できますが、曲の魅力を堪能するにはこのアルバン・ベルク盤が一押しだと思っています。