マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太とスマホ持参で散歩へ クラ与太 モーツァルト ピアノ協奏曲22番

優太地方、穏やかな朝を迎えた。

バーバが早出なので、

家族揃って早起き。

いつもより早くお散歩へ、

早すぎたのか?

ふるさと農道誰もいない、

チョコちゃんの家の前までもどってきたら

これからお散歩出発するチョコちゃんに遭遇!

 

ワンコ同士の朝の挨拶。

「優太君あいたかったでしゅよ」

「優太もでしゅよ」

 

遊んでモード仲良く2頭。

でもチョコちゃんママの

お仕事もあるので

そこそこで

「またねぇ~」

 

帰宅すると、おもちゃに夢中でした。

 

 

じき、それも飽きて

窓際マッタリしているので

スマホのマニュアルモードのままでパチリ!

巧くいかずボケボケ

 

 

おまかせオートにしたら

 

カメラまかせの方が少しはましでした。

これからはお任せモードだけで使うかな。

スマホすすんでますね。

 

 今日のクラ与太は,

モーツァルト ピアノ協奏曲22番 変ホ長調 K.482


前回モーツァルトピアノ協奏曲を取り上げた時は25番ハ長調をとりあげましたが、今回はその前年の1785年作曲された22番を取り上げます。この曲は特にチャーミングな2楽章な有名な人気ナンバーワンの23番イ長調とペアで作曲されています。こんな取り上げ方をすると一般的なモーツアルト愛好家やクラシックファンからは「おまえは筋金入りのへそ曲がりか?」と言われそうです。殆どの20番以降の協奏曲人気順位では25番がメーカーなら22番はブービーが定位置になっています。しかし一部のディープな愛好家はこの22番こそ最高傑作だと言うブログ等も少なくありません。私も同感です。23番と比べると両曲の魅力がはっきりすると思っています。キャッチーな美しメロディーが印象に残る23番はモーツアルトがその天才のままに一気に書き上げた感じがあり、明晰で解りやすい作品です。有名な2楽章の情感ある旋律などこれ以上ないほどにに単純です。インスピレーションから一気呵成に優れた作品を書き上げるのは本当の天賦の才に恵まれた者だけが出来る技ですが、この典型K.488だと思うのです。これに対してモーツァルトはこの変ホ長調に対しては、丁寧に積み上げるように慎重さと熟慮をもって書き上げています。最良のフレーズに表現の深みを極めて曲を構成しています。第1楽章の冒頭、ピアノ協奏曲19番などとよく似ていますが、より深みのある響きを導き出しています。ピアノと管弦楽との掛け合いなど壮大さを感じさせます。特に私が凄いと感じるのが第2楽章、深く劇的なハ短調、敢えて言えばベートーヴェンの中期以降の傑作から感じられる古典派の枠を超越した魂の音楽です。軽やかに始まる3楽章、明るさが印象的です。この対比が効果的で見事です。中間部でクラリネットが唄う心がいやされるアンダンテ・カンタービレ、晩年のクラリネット五重奏曲やクラリネット協奏曲とならぶこの楽器の魅力を余すことなく伝える珠玉の旋律です。

お奨めの1枚は、フランスのピアニスト、ロベール・カザドシュ。ジョージ・セル指揮クリーブランド管弦楽団による1959年録音。辛口の演奏ですが、純粋で深淵な音楽は、このくらいの直球勝負の演奏で味わいたいものです。

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