マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太と伸びたり縮んだり クラ与太は、マイケル・ゴードン 「リライティング・ベートーヴェン交響曲7番」

ジージは優太を迎えるときに

カメラのぶれないで撮れるよう

ミラーレス1眼のボディを新調したらしい。

でもケチだから、

旧型を底値でネットポチッで

でもアダプターなしでは、

今までのレンズが使えないので、

バーバに内緒で、

新型の凄いズームレンズを買ったらしい

でも、もったいないらしく

YOSAIKOIで女子を撮るとき

以外はしまい込んでいる


でも今朝は雪で散歩途中で

帰ってきたので、

とっておきのレンズで遊んでくれた。

グルグル回すと

 

伸びたり縮んだりするのが面白い。

まず、パシャ

 

最初の一枚は

標準レンズなみ(50mm相当)

で次は度アップを

 

お鼻のアップだけではいやなので

お目々もアップしてくださいね。

 

 

次はワイドレンズに

28mm相当なんだって

ずいぶん近づいて撮るんでしゅね

部屋の中のスナップなんかに

良いらしい。

でも優太おデブさんに写っちゃてましゅよ

 

じゃ~望遠やで

300mm相当らしい

でもぶれてましゅね。

ジージのうではまだまだでしゅね。

 

今日のクラ与太は、マイケル・ゴードン作曲

 「リライティング・ベートーヴェン交響曲7番」


このクラ与太欄では初めてのいわゆる「現代音楽」です。このところ新録音新譜というのには縁遠くなっていて昨年購入したのは10枚ちょっとでしたが、そのうち殆どが現代音楽ですが、その中で最も数多く聴いたのがこの曲です。1956年アメリカ生まれでユニークな作品を書くことで知られている作曲家マイケル・ゴードンが2006年のボンで開催されたベートーヴェン音楽祭からの委嘱で作曲した曲です。音楽祭開催中の2006年9月30日に、東京交響楽団の指揮も勤めていてお馴染みのジョナサン・ノットの指揮、ドイツの名門バンベルグ交響楽団で初演されました。その時のライブ録音がこのCDです。終演後のブラボーとブ~イングの凄さで、この曲の反響の高さがわかります。曲はベートーヴェンの交響曲の中では当時最もインパクトが強く、大好評を得た第7番イ長調。日本ではあの「のだめカンタービレ」効果でクラシックヒットチャートトップを獲得した名曲のシュールなコラージュあるいはブラックパロディジョーク。原曲の本質を確実に捉えているのが真骨頂で、原曲を知っている人には興味の尽きない音楽となっています。また曲を知らない人であってもリズムとか叩きつけるサウンドにはそれなりに面白く聴けるのではないでしょうか。構成的には各楽章毎に対応していますが、通して演奏され所要時間は原曲よりは短い約22分です。第1楽章、原曲でも彼の交響曲では長い序奏をもつのですが、その序奏を延々と繰り返し、いつ、あの軽快な主題が出てくるかと待っていると忘れた頃にやっと現れたと思ったらすぐに曲が終わり2楽章へ続きます。第2楽章、原曲では葬送行進曲と呼ばれるような音楽ですが、読経のような単純旋律が鳴り渡ります。途中で美しいオーボエの旋律は聴き取れていて葬儀に出席しているような錯覚に囚われます。日本人にとってはまさに仏式の葬儀です。第3楽章スケルツォは原曲よりは大人しめですがやはりリズムの祭典、途中ドラムセットが活躍するのが印象的です。締めの第4楽章「タンタカ・タカタカ」とノリ満点。「舞踏の聖化」とワーグナーが呼び、ウェーバーの「精神病院行きだ」と言ったことが、現代人にとってはこのリライティングのデフォルメによって納得できるでしょう。だまされたと思ってポチットネット購入してみてください。難しさと几帳面さと難渋さを求めることで良しとする偏狭な「現代音楽」とは対極にあるインパクトある音楽です。

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