優太の体内時計は!クラ与太 ボッケリーニ弦楽五重奏曲G.280
昨日出先から直帰したしたジージ
スマホ忘れた。で、ネット見れず
目覚ましアラームも設定できなくて、
ランニング用のガーミンで目覚まし
優太を起こしに行くと起きる気配がない。
起きてみると慣れないことをしたので
どうやら設定をミスって
1時間早く起きてしまったらしい
優太は体内時計で時間を理解しているらしい。
凄い!
でも暑くなりそうなので
1時間早いお散歩へ
出かけてきました。
優太も運動してスッキリ目覚めたみたいです。
間違ったお詫びにうまうま要求です。
優太早起きは
うまうま3個の得!
今日のクラ与太は世の無常を感じる名曲です。
ルイジ・ボッケリーニ 弦楽五重奏曲ニ短調 G.280
ボッケリーニはチェロの使い手としてヨーロッパ各地でマンフレーディと演奏旅行で名声を1769年にはスペインに招待され、ドン・ドンルイス王子に仕える「宮廷ヴィルトーソ兼作曲家」として俸給3万レアルを得て生活にも安定し、自由で堅実な創作活動が時代でした。ボッケリーニで最も重要なジャンルである弦楽五重奏曲に取り組みはじめ次々と出版もされている。弦楽五重奏曲はモーツァルトなどで一般的には弦楽四重奏にヴィオラを加える編成が一般的だが、ボッケリーニは弦楽四重奏に自身のチェロを加えるチェロ2本となる編成が殆どで比較的広い空間にも厚い低音が加わりスケールの大きな作品で聴き映えのある編成となっています。このニ短調の弦楽五重奏曲G280は彼の3番目の弦楽五重奏曲集作品13の中に含まれる作品です。弦楽五重奏曲は4楽章で書かれる作品が多いのですが、この曲は3楽章で構成されています。第1楽章 Allegro 深い闇を感じさせる冒頭の不安に満ちた旋律。哀感溢れる楽章です。 第2楽章 Andante sostenuto 透明で優しく可憐な旋律。中間部は切々と唱う短調となります。 第3楽章 Fuga(Allegro gust) 厳粛で厳しさのあるフーガで対位法的にも優れた音楽です。人生で経済的に安定し創作も順調で結婚もし、娘(後に幼くして亡くなるのですが)にも恵まれた時期にこのように厳しい作品も残しているのは疑問にも思えます。心優しい作曲家は世の無常、運命の厳しさにを予見していたのかも知れません。ボッケリーニの人生はやがて坂を転がるように不遇が訪れます。
今回の私のチョイスはベルリンを拠点とするペーターゼン弦楽四重奏団 グィド・シーフェンのチェロ1992年の録音CAPRICCIOレーベルです。確かなアンサンブル力で見事な表現を達成しています。特に終楽章のフーガは完璧で見事です。