マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太は丸顔?! クラ与太 コダーイ ロマンス・リリック

優太地方、

今朝はまとまった雨降り

お散歩にも出かけられないので

ちょっぴりノンビリしてました。

優太もまったりです。

大人しくしているなと

ちょっと目を離したら

ベッドを引っ張り出して

格闘していました。

眼を会わせると

怒られるのかと思い

停まってベッドに足を載せて

固まってました。

お散歩行きたいと

お目々ででお願いしてます。

朝飯食べたばかりなのに

手持ちぶたさで

お皿をクンクンしはじめました。

優太何にもないね。

やることなくて

本当につまんなさそうに

見ています。

その顔は?

そう言えば優太、

ブログに来ていただいてる

ヒロロさんが

優太は丸顔だって言ってたよ。

ホントに優太は典型的な

丸顔だな。

丸顔可愛いでしょ

自分で言うな!

もっとも丸顔に見えるカット

アップしてみます。

今日のクラ与太は「栴檀は双葉より芳し」と言う諺がピッタリの若き日の神童の珠玉の小品をご紹介します。

コダーイ・ゾルターン

 ロマンス・リリック(チェロとピアノのための)

コダーイ・ゾルターンは1882年にハンガリー生まれの作曲家。幼少期は当時同じハンガリー=オーストリア帝国の領土であった現在のスロバキアなどで過ごしていたこともあった。アマチュア音楽家であった父親からヴァイオリンなどを学び、聖歌隊で歌うなどの経験をつみ1900年にブダペスト大学に入学現代語を専攻する一方、フランツ・リスト・アカデミーでドイツ人で作曲家マックス・レーガーの従兄弟でもあるハンス・ケスラーについて作曲をまなんだ。コダーイは1905年より民謡を採取するため人里を訪れるフィールド・ワーク(現地調査)を行い翌年にはマジャール族の研究の成果として「ハンガリー民謡の詩節構造」を顕した。その後バルトーク・ベラと共著で多くの民謡を収集、出版して行った。第一次世界大戦中も休み無く民謡収集を続けて生き弦楽四重奏曲など作曲なども手がけていった。1923年のブダとペストの合併50周年記念の演奏会で「ハンガリー詩編」を初演大成功を収め作曲家としての地位を確立した。また1925年に児童合唱のための「ごらん、ジプシーがチーズを食べている」を作曲した。音楽教育特に合唱の分野で教育用の作曲や教本の出版を行い実践活動を続けていった。大きな影響を与えてそれらの手法を総評して「コダーイ・メソッド」と呼ばれることとなる。活動の拠点をアメリカに移したバルトークとは対照的にコダーイはハンガリーで国内中心に活動しハンガリー国民芸術会議の議長を務めるなど体制内で活躍している。今回取り上げたピアノ伴奏を伴うチェロの作品「ロマンス・リリック」は16歳の1898年に作曲されていわゆる若書きあるいは習作的作品である。クラシック音楽に詳しい人やコダーイの合唱曲に精通しているマニアでもチェロの作品にそれ程詳しくない人ならおそらく誰の作品か特定が出来ないと思うほど没個性的な曲です。しいて言えば良く出来たクライスラーのヴァイオリン独奏小品からのチェロ編曲と言っても通用するかも知れません。ピアノのアルペジオにのってチェロが上品爽やかな愛らしい旋律を奏でます。やがて高揚していきます。頂点を迎えた静かに冒頭の旋律が戻ってくるこの部分が非常に洒落ていて心に染みます。コダーイ自信は前述の通りヴァイオリンとピアノをまず手ほどき受けたのですが仲間と合奏するにあってては進んでチェロのパートを選んでいたようで、チェロの魅力を身につけていった成果なのかも知れません。もっと知れていてもよい小品です。

今回の私のチョイスはハンガリー出身のチェリスト、同じコダーイの名曲無伴奏チェロ・ソナタの名演でも知られているペレーニ・ミクローシュ、ピアノ伴奏がデネシュ・ヴァーリョの2001年録音フンガトロン・スタジオの演奏です。実はこのCDでこの曲を初めて耳にしたのですが、好評のチェロ・ソナタと無伴奏チェロソナタも含むチェロ音楽全集でそちらも聴いて頂きたいと言うより、そのメインを聴いたらぜひこの小品にも耳を傾けて頂きたいと思います。地味なチェリストかも知れませんが、その音楽性は感銘を与えるもので玄人筋では最上位の評価を受けています。

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