マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太、納豆パワーで元気回復 クラ与太 リヒャルト・シュトラウス 13管楽器のためのセレナード

早朝散歩でも

優太には暑かったようです

 元気なく

テーブルの下で舌だし

お疲れモードですね。

食欲も減退気味

そこで好物の納豆を

たっぷりあげました。

優太好物を前にして

爆食い開始です。

糸を引いていても

気にする様子が

まったくありません。

納豆パワーで

めがランラン

いつものやんちゃ坊主戻ったようです。

そういえば納豆好きなワンコ

きょうのわんこに出てたな。

今日のクラ与太は若き日の作曲家に幸運をもたらした幸福感溢れる作品をご紹介します。
リヒャルト・シュトラウス
13管楽器のためのセレナード 変ホ長調 作品7

1864年生まれのドイツ後期ロマン派最大にして最後の作曲家と評される。バイエルン王国のミュンヘン宮廷歌劇場の首席ホルン奏者フランツの子として生まれ、早くから父親より音楽の手ほどきを受け、早い時期から作曲を始めている。17歳の時に手がけたの作品がこの13管楽器のためのセレナードである。管楽器の音に囲まれて成長しだけに各楽器が奏でる音色を巧み使い分けていて習作と思えない豊かな表現が見られる完成された曲。特にドイツ的な深みのあるホルンの扱いなど後の交響詩のなかで特徴的な扱いが既にここで見られるなどまさに神童の作品です。初演は1872年ドレスデン宮廷管弦楽団の団員による。好評で同年に楽譜も出版され再演された。その演奏がピアニストで指揮者として大活躍していたドイツ音楽会の重鎮ハンス・フォン・ビューローの目にとまりマイニンゲンの宮廷楽団はじめ各地でこの作品を紹介した。またビューローの指名でマイニンゲンの宮廷楽団の副指揮者となり、栄転したビューローの後任ですぐに正指揮者となるなど色々な意味での出世作となりました。
編成はフルート2,オーボエ2,ファゴット2、ホルン4、コントラファゴットまたはチューバ。アンダンテのソナタ形式の単一楽章。冒頭からオーボエで第1主題が唱われ、ホルンが信号ラッパを吹き鳴らしフルートが絡んだ後にクラリネットとホルンによる流麗な第2主題が唱われます。。オブリガードのフルートが効果的で盛りあがっていきます。展開部はオーボエのソロで開始されメランコリーな短調になりますが次第に明るく盛りあがっていきクライマックスを迎えます。その後ホルンで明るく冒頭の主題が奏され再現部、クラリネットフルートによるコーダで静かに終わります。
今回のチョイスはレオポルド・ウラッハのクラリネットを含むウィーン・フィル管楽アンサンブルによる1952年の本拠地ウィーンコンツェルトハウスの小ホール、モーツァルトザールでのモノラル録音です。ウィーン風な風雅な音色が堪能できます。いかにもセレナードらしい洒落た演奏です。YouTubeではエド・デ・ワールト指揮オランダ管楽アンサブルによる端正な演奏が楽しめます。地味な中間色風の音色が魅力的で技巧的にも安定しています。


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