マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太。「斉藤さんお散歩でかけて良いですね。」 クラ与太 モーツァルト ヴァイオリン・ソナタK.304

やっと秋らしい穏やかな天気が
訪れた優太地方でも
でもまた台風も来るらしい
優太も朝起きると
空模様が気になる優太です。

そうだ斉藤さんに相談だ?

優太地方では斉藤さんと言うと
あのトレンディエンジェルの斉藤さんではなく
この斉藤さんです。
県内の天気予報では人気ナンバーワン。
番組のMCより人気あります。
もと国会議員ですから弁舌もさわやかです。


昨日の予報では降らないと断言してましたね。




ぐずぐずしていると
催促するように
見つめています。

元気でかけましたが
直ぐあへあへ疲れました。
そう気温が高かったので
斉藤さん予報でいってたな

お部屋に戻って
給水すると。元気になりました。
お散歩するときもちよくなるのでしょうね。

今日もご機嫌で過ごせそうですね。

今日のクラ与太は神童が厳しい境遇に際し切な作曲した哀愁に満ちた傑作をご紹介します。
W.A.モーツァルト
 ヴィオリンソナタ28番 ホ短調 K.304

1778年にマンハイムで作曲を初めてパリで完済されて6曲で出版されたの俗にマンハイムソナタと呼ばれているヴィオリン・ソナタ集の中の1曲。モーツァルトのヴァイオリン・ソナタでは唯一の短調の作品。マンハイムではアロイジア・ウェーバーとの出会いと別れを経験し、就職活動にも失敗。失意でパリに向かったがそこでは母の死の報に接することになる。そのような境遇故かこの曲とピアノソナタイ短調K.310が短調の作品が書かれている。この2曲を評してアインシュタインは「ホ短調ソナタが叙情的で、天上的な光を欠いていいないのに対して、イ短調ピアノ・ソナタは劇的で仮借ない暗黒に満ちている」と述べ、ソナタの独自性について「彼の創造の奇蹟の一つである。感情の最も深い奥底から取り出されたもので、もはや単に交替や対話に終始するのでははなく、劇的なものに触れており、やがてべートーヴァンが開くにいたる、あの不気味な戸口をたたいている。」と論じている。
曲は2つの楽章からなる。第1楽章 Allegro ホ短調 2分の2拍子 ソナタ形式 ヴァイオリンとピアノのユニゾンで奏でられる過酷な運命に対する慟哭のモチーフがこの楽章を支配し、劇的に展開します。第2楽章 Tempo di Menuetto ホ短調 4分の3拍子 哀感ある美しい旋律で始まられます。心に染みます。同じ短調ながら対照的な雰囲気をもちますが、音楽的要素は共通です。ホ長調の中間部コラール風な旋律には癒されれます。再現されたヴィオリンにようる旋律はピアノに彩れて感情豊に閉じられます。モーツァルトの生涯を語るのに欠かすことの出来ない名曲だと思われます。
今回の私のチョイスはオーギュスタン・デュメイのヴァイオリン、マリア・ジョアン・ピレシュの1991年録音。表情豊かで旋律が見事に唱われています。他の曲ではもうすこし天真爛漫なモーツァルト演奏を選びたい人も多いですがこの曲はこの演奏に止めをさします。録音も秀逸だと思います。YouTubeでは名盤の誉れ高いアルティール・グリューミオのヴァイオリン、クララ・ハスキルのピアノ。録音の古さを除けばベスト盤です。

×

非ログインユーザーとして返信する