マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太、スキンシップが一番! クラ与太 シューベルト 即興曲D.935-1

師走ですね。
ジージもバーバも
お忙しいようで朝の散歩前の公園まで
夜も帰りが遅いので懐中電気とともにちょっとだけ
優太も運動不足のようです。

食慾の衰えることを知らない優太
なんとなく服もきつくなったようで、
ぱっつんぱっつんに見えますね。

ジージが休みだったので
ダイエット対策で秘密基地までお散歩です。
秘密基地でやんちゃしたので
あんよが汚れていました。

お散歩ややんちゃで
運動してもウマウマがもれえないので
ご機嫌斜めななりました。

でもバーバに
服をぬがしてもらって
なでなでしてもらって
気持ちよさそうな優太です。
スキンシップが一番ですね。

師走の忙しさだからころ、清らかな安らぎを感じる詩情ある曲を聴きたくなるものです。今日のクラ与太はそんな曲をご紹介します。
 F.シューベルト
   即興曲ヘ短調 D.935ー1


シューベルト死の前年1827年12月に作曲された4曲からな即興曲集の第1曲。シューベルトは21曲にも及ぶピアノソナタを初め多くのピアノ作品を残していますが、このD.935とD.899のそれぞれ4曲からなる即興曲はどれもシューベルトらしく美しい旋律作品で馴染みやすく、しかも演奏技巧上も超難曲とは言えないのでピアノを学ぶ者にとっても課題となることも多く広く耳にしている作品です。しかしD.899の4曲はシューベルト自身が即興曲呼んだわけでは無く、出版される際に出版社が名付けたようです。一方このD.935の4曲は調性だけを見ても、ヘ短調、変イ長調、変ロ長調、ヘ短調と統一されていて1838年の出版された時には、「シューベルトのソナタにもう一曲加わったと思いたい」と語ったように4楽章からなる1曲のピアノソナタとして捉えることも出来る作品です。しかし個々の曲が独創的でそれだけで充分な内容を兼ね備えているためそれぞれ独立した作品としての存在価値があるため、わたしは敢えてそれぞれを独立した曲としてご紹介したいと思います。
曲はAllegro moderato展開部のないソナタ形式、幻想曲風な悲劇的な助奏で始まります。下降音程が耳に残るリズミカル第1主題は推進力の力強いフレーズ。それに対して第2主題は流麗な伴奏に載って歌われる哀感漂う魅力ある旋律。左右の手を交差して演奏されることによって清冽な詩情がもたらされます。
私のチョイスはマリア・ジョアン・ピリス 1997年録音。ピュアなタッチで瑞々しい音楽を奏でています。シューベルトの情感深い音楽に身を任せることが出来ます。YouTubeでまずお聴き下さい。


Schubert - 4 Impromptus, D. 935 / Op. 142 (Maria João Pires)



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