マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太初陣。クラ与太 吉松隆 優しき風のロンド

かみさんと私のスケジュールが空いた!
「じゃぁ~杜の都にでも行くか。優太お留守番してね。」
「杜の都は今嵐で危険でござる。優太と一緒にゆるりとお願いいたしまする。」
「嵐とな。それじゃ優太と平田と出陣じゃ。優太、初陣じゃな」
と言う次第で、自称広さ日本一の「平田ドッグラン」へ出かけてきました。
優太地方からは福島の中心部からは反対方角、ショッピングモールの付近の渋滞を気にしたが。
スムーズに約40分で到着。でも途中から山道の行軍。難敵。
約1万平米の巨大な山城「平戸ドッグラン」。その広さにしては駐車場は狭い。
木戸銭を払う事とすると、お代は見てのお帰りとのこと。
駐車場からは急坂を登り切らねば着かぬ。が、優太早くもギブアップ。だっこモード。
やはり、修行不足か!
で戦場もとい、ラン到着。優太武者震い。
先客はビーグル?1歳ちょっとらしい。


早速、優太は仁義をきる。
よし、よしと迎えてもらったような…


優太は後ろに回ってクンクンモード。
と、ビーグル逃げる。逃げる。凄いスピード。
優太果敢に追う追う。フェンスに追い詰める。
と思ったらビーグル反転して、優太を追い始める。
優太慌てて逃げる。逃げる。全力疾走。
が、ついに追いつかれ体当たりされ、宙に。
どうにか無事着地し難を逃れたが。完全に固った。
で回収して、かみさんにだっこされた。
その後は隣のゾーンに移ってまったり、心的リハビリウォーク。
なんと言っても巨大な「平田ドッグラン」その一面を貸し切り状態。
広さをもてあましながらまったりと1時間ちょっと楽しんだ。
優太地方も田舎だが、ここは秘境一歩手前。と言っても高速のICから10分くらいで着くのが不思議なくらい。
秋風が心地よく人間二人と犬一匹癒されました。
ワイルドだけれどそれで良ければお薦めのドッグランです。
もっとも優太地方からはここしかドッグランがないんだけれど。


その後優太地方唯一のドッグカフェ「HAPPY seed」で
遅めのランチ。
ついでに優太に1着選んでみました。
似合いますか?


本日のクラ与太は 
吉松隆 プレアイデス舞曲集Ⅶ 作品76より 優しき風のロンド


僅か2分ちょっとのピアノ曲です。作曲家の吉松氏は私と同じ1953年生まれ、中学生の時に音楽に目覚める、しかし大学受験では工学部に入学。吉松氏はクラシックに限らずエマーソン・レイク&パーマーやピンク・フロイドなどプログレッシブなロックに傾倒していました。音楽への思いが募り大学を中退、ロックなどの音楽に参加しつつ、難解で前衛のための前衛に走る「現代音楽」に異を唱えて、無調音楽でなく、調性をふまえたシンプルで印象的な音楽を書き続けています。ポピュラリティ(大衆性)と芸術性の両立を目指しているわけです。
1986年から彼のライフワーク的に書き続かれているピアノ曲集がプレイアデス舞曲集。プレイアデスは日本名では「すばる」、牡牛座の中七つの星からなる星座(某自動車メーカーのエンブレム)。作曲者が言うとおり、7つに星にちなんだ色々な旋法、7色のリズムなどによる「現代ピアノのための新しい形をした前奏曲集」としてバッハのインヴェンションへのオマージュとも言える7つの曲から為る作品集です。現在では9集までの録音が田部京子さんの演奏によって手に入ります。
この作品集は一回触れただけでも、脳裏に記録され、頭の中で何らかの拍子に突然鳴り出します。ちょうどドッグランで私の中では「優しき風のロンド」が鳴っていました。


 ピアノ 田部 京子 録音2001年 ヨコスカ・ベイサイドポケット DENON盤


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