マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太、今日はお出かけ。私は…。くら与太 モーツァルト デヴィルテメント16番



優太この前のトリミングの時つけた蝶ネクタイ嫌がっていた。
「これ優太嫌いでしゅ。」
かみさん、シルバーウィークの代休です。
のんびりムードまったりしているのかと思いきや
さっそくペットショップへ行って、
優太のチャーム付き首輪を買ってきた

早速装着すると、優太お気に入りのよう。
「優太すっきりして気持ちよいでしゅよ。」


またまたかみさんと優太はお仕事中の私を残してお出かけ!
いつの間にか上からも出入りできるキャリーケースも買ってきたらしい。
ドッグ・カフェとペット・ショップへ?
爪切りもしてもらって、おもちゃも購入してきたらしい。
私へのお土産はなんもな~い


今日のクラ与太は、
W.A.モーツァルト デヴィルテメント16番 変ホ長調 K289


モーツァルトは1775年から1777年にかけてザルツブルグ、大司教コロレードの食事の音楽「ターフェルムジーク」として管楽アンサンブルによるデヴィルテメントを6曲残していて、その最後の作品。6曲の中では最も規模も大きい。
ただこの曲のみ自筆符が残されていない、すべての楽章が変ホ長調であり和声的にも平行5度や平行8度が多用されていてモーツァルトらしくない点からのギーリングは新全集編纂の段階で偽作であると判定しています。
個人的には部分的には偽作、あるいは流用が機会音楽だけにあるとしても、モーツァルトが何らかの形で関与しているのは間違いがないと思われます。それほどに魅力的な部分があり、特に3楽章、アダージョのドルチェで歌われる第1主題は白眉。また終楽章のシンコペーションで活気のある第1主題も天才の手になる作品以外の何ものでもない魅力のあるものです。2楽章メヌエット以外はすべてソナタ形式で書かれていて、手の込んだ処方、その分メヌエットだけはなんともシンプルでこれは流用あるいは間に合わせものと考えています。


 今回のお勧めは、
  デイテル・クロッカー指揮 コンソルティム・クラシックム
               EMI盤 1982年録音
クロッカーはドイツのクラリネット奏者兼指揮者。 コンソルティム・クラシックムは彼が設立した団体で、固定的なメンバーと言うよりは親しいソリストが集まった集団。端正で古雅な演奏は魅力的です。通常はオーボエ2本、ホルン2本、バスーン2本で演奏されますが、この盤ではバスーン1本はダブル・バスーンとの持ち替えで低音部を補強しているのも安定感があります。のんびりと過ごしたい午後にお聴き下さい。

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