優太。ビビリえ覚える。 クラ与太 ドヴィエンヌ フルート協奏曲7番
優太地方、
穏やかな朝を迎えました。
優太、まだお眠です。
「優太おはよう」
「今朝の散歩で、チョコちゃん、ハッちゃんに会うんだったよね。」
「早く散歩に、出かけよう」
優太、歩きだしてもなかなか進みません。
地面にべたぁ~とふせ。
家の門でくんくんくんくん。
そしてマーキング。
待ち合わせ場所についても、シッポを下げて。
ぺた。
ゆうたビビリを覚えたようだ。
チョコちゃんママによしよししてもらってやっと一息。
でも初対面のハッちゃんにはまるでダメなよう。
「優太、早く遊べるようになろうね。」
今日のクラ与太は、
フランソワ・ドヴィエンヌ フルート協奏曲7番 ホ短調
フランソワ・ドヴィエンヌは1759年フランス生まれの作曲家兼フルート・バスーン奏者。フランス革命の動乱期、1795年には初代のパリ音楽院、初代のフルート教授で「フルート教則本」も残している。フルート協奏曲だけで10曲、バスーン協奏曲も4曲残している他、オペラも作曲していてフランスのモーツァルトと称される。
その中でもこの7番のホ短調は激しくも美しい作品。1楽章、深い感情が込められた緊迫感ある第1主題と穏やかな第2主題が絡みあいドラマティックな音楽となっている。独奏もフルートも超技巧的演奏を繰り広げる。第2楽章アダージョでは、ソロフルートの珠玉の旋律を奏でる。終楽章ロンド、モーツァルトの40番ト短調交響曲の1楽章の有名な主題ににた音型の主部を中心に華麗なフルートソロに彩られて展開する。フランス革命下の雰囲気を感じさせる音楽。「ベルサイユのばら」ファンの方には是非お聴きいただきたいと思う次第です。
一般にはそれ程知られていないと思われるが、フルートを学んだ愛好家の間では既に評価されている作品。それだけにモイーズ、ニコレから最近のパユ盤まで名だたるフルーティストは録音を残していて、流石と言える名演揃いです。
今回はジャン=ピエール・ランパルとフィリップ・パイアール指揮パイアール室内管弦楽団との競演。フランス本場物典雅さが魅力です。