優太、目指せKYD クラ与太 モーツァルト 協奏交響曲 K364
朝の空いた時間
録画していた
ETV 趣味どきっ!「ココロの犬塾」
優太と見ました。
優太番組の主役?
ニコちゃんをじ~っと見つめてました。
きっと優太のタイプなのでしょう。
本当に可愛い子ですね。
優太は迎えた日のことを思い出して、
「ある。ある。」本当は「あった。あった。」
優太もKYD(空気読める犬)をめざそうね。
優太おもちゃを前にして
遊んで欲しいようです。
優太は引っ張りっこが
大好きです。
ガウガウと引っ張ることで
ストレス発散できるようです。
ちょっと遊んで
でもあっという間に
出勤時間です。
やはり
優太はうまうまが欲しいようです。
まぁ~ちょうど良いタイミングでしたが
今日のクラ与太は、
W.A.モーツァルト
ヴィオリンとヴィオラのための協奏交響曲
変ホ長調 K364
モーツァルト音楽を心から愛好する人をモーツァルティアンと呼ぶのですが、モーツァルティアンの御用達とも言える曲をご紹介します。
モーツァルトは1777年~1778年のマンハイム、パリへの演奏旅行の時に当時流行していた協奏交響曲に興味を持ち、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲(現在K297bとされている曲の原曲)を作曲、その後ヴィオリンとヴィオラ、チェロと管弦楽のための交響協奏曲に取りかかったされる。その後ザブツブルグに戻った1779年作曲されたのがこの曲です。この年には「モーツァルトのメヌエット」と呼ばれるメヌエットを含むディベルティメントニ長調 17番K334とよく似た曲調の魅力ある旋律が見受けられまたホルンが効果的につかわるなど共通点が多いです。モーツァルトの作品には2つのピークがあるとよく論じられるが、第1のピークがこのザルツブルグ最後の年1781年までの作品群があたると思われます。この曲の識者の評判は賛否両論があります。アインシュタイは「モーツァルトがヴァイオリン協奏曲で目指したものの究極の姿」と最高レベルの評価している反面、ピアニストのグレン・グールドはモーツァルトらしい閃きにかける凡庸な作品としています。作品として驚きや目の覚める展開とかは希薄ですが、それまでに見聞した音楽がモーツァルトの中で熟成した結実と言えるのではないでしょうか。ヴィオラという楽器にモーツァルトはヴァイオリンと同じかそれ以上に知見と愛情をもっていて、弦楽五重奏曲などでも普段は裏方の地味な楽器から魅力ある音楽を引きだしています。この協奏曲では通常より半音高く各弦を調律するように指定しています(スコルダツゥーラ)。このことによって左手の指使いがニ長調で弾くことができ、優しい指使いでより豊かに響かすことが出来ます。1楽章 変ホ長調 Allegoro maestoso 協奏曲的ソナタ形式 懐かしさのある快活な旋律第1主題、独奏楽器の切ない短調の経過部に導かれる第2主題の趣深い曲です。 2楽章 Andante ハ短調 平行調によるむせび泣くような切ない旋律がまずヴィオラで詠われ、ヴァイオリンに受け継がれています。慰めも感じられる長調の旋律も心の襞に染みます。恋愛映画にピッタリするようなアダルトな曲です。 3楽章Presto 変ホ長調 快活ながら優美さが感じられるロンド。A~B~A~B~A’と変則的です。
今回の私のチョイスはヴァイオリンがギドン・クレーメル、ヴィオラがキム・カシュカシャン、ニコラウス・アーノンクール指揮 ウィーン・フィルハーモニーの演奏。録音83年。それぞれ個性の強い演奏者がなんと最高の阿吽呼吸で演奏して見事しか言いようのない録音です。特にクレーメルとカシュカシャンとのハーモニーは絶品です。