マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太は大人? クラ与太 モーツアルト クラリネット五重奏曲&映画「幸福」

あけましておめでとうございます。

優太家、さすが元旦だけは半日休めましたが、

初売りとかバーバの休日出勤などで、却って多忙でした。

新年のご挨拶遅れて申し訳ありません。

優太は元日に、バーバは2日に

無事誕生日を迎えました。




優太地方は狂ったような暖冬。
おかげで優太欠かさず散歩に出かけました。
元日にはチョコちゃんの家の前でワンコラしたら、
チョコちゃんが出てきてくれました。

チョコちゃんママからも優太に

誕生日プレゼントのうまうま頂きました



散歩から帰るとバーバが

優太に、鶏肉と凍み豆腐と夕月かまぼこの

雑煮風の食事を用意していました。

爆食でした。



ジージとバーバがドンキーへ昼食に出かけた帰り。
バーバが
プレミアムドーナッツと愛用のおもちゃ2個

プレゼントとして買ってきました。


翌日はバーバの誕生日なので
優太は「笑顔」のプレゼント。
それがバーバにはイチバンのようでした。



今日のクラ与太は,新年に相応しい?1曲。

W.A.モーツァルト クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581


モーツアルトが1789年に、友人のクラリネットの名手、アントン・シュタートラーのために書いた作品。当初はシュタートラーが当時考案した当時問題となっていた豊かな低音が出るように拡大した低音部を持つ、バセット・クラリネットのために作曲されている。そのためクラリネット特有の柔らかな音色が曲の魅力を高めることなっている。ただそのため一部に通常のクラリネットでは演奏できず、1802年に通常のクラリネットによる演奏できるようにシュタートラーによって編曲された版で演奏されることが多いです。打1楽章、柔らかで幸福感に満ちた春を思わせる弦の主題に寄り添うようなクラリネットのアルペジオで始められる。第2主題は平穏な日々の歩みのような旋律が第1ヴァイオリンで提示され、やがてクラリネットに引き継がれる。繰り返しでは短調で演奏され、幸せに内在する悲しみ、危うさを感じさせる。展開部では更に頻繁に短調が現れる。日差しが流れ行く雲に遮られるがごとく、曲に陰影を与えている。ここがこの曲の最大の魅力だと私は思っています。第2楽章、幸せな過去を思い出すようなラルゲットの主題がクラリネットよって歌われます。この旋律も白眉です。やがて弦楽器絡み合って表情豊かに展開します。第3楽章は華やかさもあるメヌエット。トリオはイ短調、弦楽器だけで演奏され、主部の対比が見事です。第4楽章は、軽快な主題による変奏曲。特にアダージョの第5変奏は心の襞に染みます。


お奨めはモノラル録音ですが、
ウラッハのクラリネット、ウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏曲
の演奏をお奨めします。表情豊かな感性豊かな演奏です。定盤。


この曲が非常に効果的に使われている映画あります。
1965年公開のフランス映画「幸福(しあわせ)」
監督・脚本はアニエス・ヴァルダ。主演はジャン=クルード・ドルオー、音楽監修はジャン=ミシェル・ドゥファイ。フランソワは妻テレーズと子供にも恵まれ幸せな日々を過ごしていた。そんなある日エミリという美女に一目惚れし恋に落ちる。それでも妻もまた心底愛していた。エミリが「二人ともあいしているの?」と問われ、彼は「どちらも愛している…それがしあわせなんだ」と答える。幸せを感じているから悪いことをしていると思わなかった。なぜなら幸せだから。ある日彼は妻に全てを告白する。「あなたが幸せなら私はそれでもいいと思う」と答えたが、入水自殺する。エミールは妻の死を悲しんだ。やがてフランソワとエミリは幸福そうに見える平穏な日々を過ごすようななる。幸福を求めて歩いたら、幸福に潜む怖く危うい本質が洗われることになる。モーツアルトの音楽の明るさに潜む寂しさがこのストーリーを見事に彩っています。

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