マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太と一歩一歩!クラ与太 シューベルト 弦楽四重奏曲第13番イ短調

私のチャレンジ実現しそうです。
面接試験で採用内定?です。
何事もなければ11月1日からスタートの予定です。
採用試験など人生2度目でした。
実はバーバと同じ職場で修行です。
今朝のバーバは早番勤務
優太はまだ眠そうです。
ベッドにしがみついています。

ドッグフードの準備を始めたら
目が完全に覚めたようです。

恒例の秘密基地まで
ロングお散歩
天気に恵まれて
愉しんできました。
11月からは行ける機会が
少なくなりそうなので
かみしめるようにゆったり歩いてきました。
うちに帰っても
ご機嫌です。

大好きな
ソファーの上で
今日もお留守番です。
11月までのつかの間
貴重な朝の時間を過ごしたいものです。

今日のクラ与太は優太とゆったりと散歩してる時つい口ずさんでしまうメロディーの一つがシューベルトの「ロザムンデ」。その旋律が出てくる。室内楽曲をご紹介します。
フランツ・シューベルト
 弦楽四重奏曲第13番イ短調「ロザムンデ」D804


1824年2月から3月にかけて作曲され、1824年3月14日にベートーヴェンの晩年の作品も初演していた人気のシュパンツィヒ弦楽四重奏団に献呈され同団によって初演され、1824年9月7日に出版された作品。初演は好評で特に3楽章はアンコールされるほどであった。作曲者が存命中にプロの四重奏団に演奏された唯一の作品である。第14番「死と乙女」第15番ト長調とならんで後期3大弦楽四重奏曲と評される作品である。
曲は4つの楽章で構成されている。第1楽章 Allegro ma non troppo イ短調 4/4拍子 ソナタ形式 第2ヴァイオリンの揺れ動く音型にヴィオラとチェロの伴奏を伴って第1ヴァイオリンが歌いだす感傷的な旋律これは自身のゲーテの詩に曲をつけた歌曲「糸を紡ぐグレートヒェン」D118に基づいています。第2主題はハ長調で明るくシンプルなものですが、揺れ動くような伴奏に彩られます。展開部は第1主題に基づいて展開され緊迫した音楽が続きます。定型通りに再現されイ短調の第1主題暗い雰囲気のまま締めくくられます。   第2楽章 Andante ハ長調 2/2拍子  1823年自身作の「キプロスの女王ロザムンデの」ための劇音楽の第3幕間奏曲の旋律に基づいて甘く愛らしく旋律が唱われます。この旋律が印象的なために「ロザムンデ」の愛称で親しまれるようなりました。穏やかで暖かみのあるテーマと交互演奏され癒される楽章です。第3楽章 Menuetto-Allegretto-Trioイ短調 3/4拍子 チェロのリズムにヴァイオリンが呼応し始めるメランコリーでキャッチーなメヌエット主題に魅了されます。この主題もシューベルト自身の作「ギリシャの神々ストローフ」の伴奏から取られています。トリオは長調で素朴ですが、シンコペーションのリズムが心の動揺を暗示しているようです。 第4楽章 Allegro moderatoao  イ長調 2/4拍子 ハンガリー風の民族舞曲のテーマがリズミカルで活き活きとした楽章です。短調の旋律も顕れますがリズムが一貫していて楽しく明るい音楽で締めくくられます。美しメロディに満ちあふれていて親しみやすい弦楽四重奏曲。14番「死と乙女」の方がよりインパクトが強いだけに作品として下に評価する傾向にありますが、シューベルト音楽を堪能するするなら私個人としては此方を選択します。今風に言えば良く再アレンジされたベスト盤を楽しんで聴く面白さと共通するものでしょう。
今回のチョイスはウィーンコンツェルトハウス弦楽四重奏団による1951年の録音。色濃いヴィヴラートで、ポルタメントも多く現代から見れば時代がかった演奏とも言えますが、チャーミングで洒落て軽めに感じますが胸きゅんとする甘味さはたまりません。YouTubeでも聴けます。


Schubert: String Quartet No. 13, Vienna Konzerthaus Quartet (1951) シューベルト 弦楽四重奏曲第13番

優太とシミュレーション! クラ与太 アストル・ピアソラ 「ミロンガ・アン・レ」

優太一家
これまで以上に朝がいそがしくなりそう。
そうなって良いように

シミュレーション
出来るかどうか
やってみた。

まず早く起こし

遊んで欲しそうにしても
粛々進行!

朝飯も早めに出す!
ムラ食い無しで食いつき良し

毎朝こう願いたい

優太が食べてる間に
ジージもバーバも
食事をすませ。
ウンチお散歩20分
ウマウマはうちに帰ってから

これで起床から70分の予定!

実際は60分ちょうど
これなら何とかなりそう
ご褒美にウマウマもう1こ
優太よろしくね。
その分休みに遊ぶからね。

クラ与太
アストル・ピアソラ

 「ミロンガ・アン・レ(Milonga En Re )」

ミロンガとはアフリカのバントゥー語源で場所を意味する言葉でアルゼンチンとパラグァイ地域ではタンゴなどダンスパーティやそこで踊られダンスを意味します。本来はタンゴとは「パシャーダ・デ・コントラプント」と呼ばれて別の踊りで1870年代には非常に人気がありましたが、その後ヴエノスアイレスでは「ミロンガ・ジウダダーナ」となりタンゴの一種と見なされるようになった。一時衰退したが1931年にセバスチャン・ピアナが「ミロンガ・センチメンタル」がメルセデス・シモーネが歌ってヒットして伝説のタンゴ歌手カルロス・ガルデルのカヴァーで不動人気をものにし以来人気ジャンルとなっている。快速な2/4拍子でシンコペーションが効き、1拍4拍5拍7拍の8ビート構成されている。絶大な人気を誇るタンゴの神様的存在の作曲家・バンドネオン奏者アストロ・ピアソラもミロンガの名作を多数残しており、「天使の組曲」の第2曲「天使のミロンガ」は代表曲である。ピアソラはニューヨークで育った事もあり、伝統的なタンゴというよりはジャズやクラシックとくにバロックの音楽の要素も取り入れていて逸脱した魅力ある音楽を生み出してる。この「ミロンガ・アン・レ(ニ調のミロンガ)」もタンゴらしいセンチメンタルで情熱的なメロディがヴァイオリンで唱われるが、ピアノの伴奏のシンプルなリズムで始められ遅めのテンポ刻み続けている。まるでラヴェルのボレロ風。しかもラフマニノフの「ヴォカリーズ」によく似ている。途中タンゴらしく情熱的に高揚する部分もあるが冒頭の静かな雰囲気が戻ってくる。クラシックファンには違和感のない珠玉の小品。
今回のチョイスはギドン・クレーメルのヴァイオリン、アロイス・ボッシュのコントラバス、ワジム・サハロフのピアノによる演奏。1995年録音。 ギドン・クレーメルがピアソラへのオマージュとして最初に録音したアルバムのなかで最初に収録されています。心を抉るようなYYouTubeはAnne Akiko Meyersのヴァイオリン、江口玲さんのピアノ。クラシック畑の奏者らしい丁寧で美しい演奏です。


Astor Piazzolla - Milonga en Re, Tango

優太縮んじゃった? クラ与太 ラヴェル 「亡き王女のためのパヴァーヌ」

昨日はジージもバーバも
お休みでした。
で優太をトリミングに連れて行ったのですが、
野暮用が出来て
優太のお迎えはバーバだけ
帰ったら窓際でお出迎えでした。
「ゆうた縮んじゃった?」

お部屋で写真を
撮ろうとと思って
御願いしましたが
お疲れ気味

早くふくぬぎたいようです。

優太は油断してたら
自分で脱ごうと始まりました。
目だけだしてテロリストみたいですね!

今朝はすっかり元気ですね。
ウマウマもらって
ウマウマ捜して
お出かけの時間が
近づいたのが
わかったようです。

お出かけの時
ちょっぴり
寂しそうです。
今日は早く帰ってくるよ。

【追記】ジージも忙しくなりそうです。近々更新間隔長くなるかも知れませんのでよろしくお願いします。この年で新しいチャレンジする予定です。

今日のクラ与太は前回の曲名と似ていますが、今回の特定の人物への追悼の気持ちを表してはいません。
モーリス・ラヴェル 「亡き王女のためのパヴァーヌ」


1899年にパリ音楽院在学中のラヴェルが、ルーブル美術館に展示されていた17世紀のスペインを代表するがかディエゴ・ベラスケスの描いた「マルガリータ王女」の肖像画にインスピレーションを得て作曲した曲である。原題「Pavane pour infante dêfunte」と昔のある王女が位の意味で韻を踏んでの名付けであるとされている。古風な宮廷での優雅な雰囲気の舞踏会の光景を、男女が入場に奏でられたパバーヌによって表現していて高貴さへの憧憬を顕しているピアノ曲として書かれている。パトロンのポリニャック公爵夫人に献呈されている。発表当時の評価は一般には大好評を得たが一部批評家には保守的で新味かけるとされ、ラヴェルの作品と同名の「スペイン狂詩曲」で知られているフランスはオーヴェルニュ生まれで30歳以上先輩のシャブリエのコピー作品として自ら批判的なコメントを書いている。しかし晩年記憶障害に襲われこの曲を聴いて「美しい曲だ。いったい誰が作ったんだろう。」と言ったいう逸話が残っている。ト長調4/4拍子Lentゆっくりと或いは緩やかに、同じ遅めのテンポでもAdagio Grave 程の重々しさではなくゆったりとした舞踏会の始まりA-B-A-C-Aと言うロンド形式。今回は作曲者自身が1910年に編曲した管弦楽版を取り上げます。ホルンのソロで始まる端正で優雅なロンド主題、木管楽器に彩られて粛々と唱われていきます。ロ短調の郷愁を感じるオーボエのモティーフが弦楽器で静謐に繰り返されますフルートを中心とした木管楽器での微細に彩られたテーマの再現。フルートがト短調の切なさを感じるモティーフが一瞬の風のような唱われます。そしてハープのグリュッサンドからのアルペジオに載ってフルートとヴァイオリンによる優美で艶やかなテーマの再現の後、消え入るように終わる。
今回のチョイスはアンドレ・クリュイタンス指揮パリ音楽院管弦楽団。1962年録音。 端正さ特にホルンを初め木管楽器の音色の素晴らしさ。わずか7分ちょっとが悠久の時間に感じられる名演です。冒頭のホルンのソロだけとってもこれ以上の演奏はまだお目にかかりません。プロ奏者でもこの演奏の事を考えるといこの曲をソロを執るのは一度は躊躇われるという話を聞いたことがあります。YouTubeはカルロ・マリア・ジュリーニ指揮ロイヤル・コンセルテヘボウ管弦楽団1984年録音を貼っておきます。オーケストラの優秀さで美しく透明感ある音楽が堪能できます



ラヴェル: 《亡き王女のためのパヴァーヌ》 ジュリーニ / RCO 1994