マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太何時でもシンプルにウマウマ欲しい!クラ与太 シューマン アダージョとアレグロ 作品70

 土曜の晩 ジージが遅く帰っても

お出迎してくれました。

でもねらいウマウマ!

ポケットに手をいれると即反応です。

 

ペットショップで用意した

サンプル見せると

歯を剥いて臨戦態勢です。

一粒あげて

遅い晩飯食おうとすると

よってきておねだりポーズ

もう一つ貰えるまでは

ず~っと見つめてるつもりです。

こりゃ~あげるっきゃない!

今日のクラ与太は優太のようにウマウマだけあれば単純に幸せになるのは対照的な作曲家の作品です。シューマンは二重人格てきだと言われますが、絶えず夢見るような夢見後ゴリの状態と絶えず激昂するような行動的な状態のふたつです。その対照的状態を表している作品は多いのですが、その解りやすい小品を紹介します。

ロベルト・シューマン
 アダージョとアレグロ 変イ長調 作品70

シューマンがドレスデン活躍していた1849年作曲された独奏ホルンとピアノの作品です。シューマンは当時半音階を容易に出せるように進化していったヴァルブを持つホルンに興味を数多くの作品を残しています。「4つのホルンのためのコンツェルトシュテュック」が代表作品。この作品当初「ロマンスとアレグロ」と題されていました。アダージョは冒頭の短い独奏楽器による旋律が変容していきシューマンらしい濃厚なロマンティック部分。アレグロは燃え尽きるように激しく情熱的でエネルギッシュにです。中間部ではアダージョの旋律か回帰してくるのが非常に印象的です。一気に奏でられ終結を向かえるスピード感のある曲です。独奏楽器のホルンは休み無く演奏し、協奏曲的に独奏楽器とピアノが絡んでいくので非常に聴き応えある作品に仕上がっているのが魅力です。私には情感豊かな曲調の中にシューマンに特有な奥深い狂気潜んでいるような感じられ虜になりました。シューマンの変イ長調の作品というとピアノ・ソナタ2番が思い浮かびますが、このソナタはシューマンのパトロン、大商人カール・フォイクトの妻ヘンリエッテと親交の中でヘンリッッテに思慕の情をまち「変イ長調の魂」として献呈していますが、調整が同じと言うだけでも印象が似ています。このこの曲本来はホルンの作品なのでデニス・ブレインの録音が極めつけなのですが、不思議とチェロ版もありパブロ・カザルスは複数の録音があり知られています。ホルンだとどんな名手でも息継ぎの問題がでるような書かれ方をしているために、ホルンの音色に魅力を感じることを主眼に聴くのでなければ弦楽器の方が楽しめるでは無いかと感じています。最近ユーリ・バシュメットがヴィオラでこの曲を演奏しているのを耳にしてこの変イ長調のもつ怪しげな深みを見事に再現していて、新たな魅力を再発見しました。本日のチョイスはユーリ・バシュメットのヴィオラ、ミハイル・ムンチャンのピアノによる1990年のRCA録音です。

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